「ん…朝
あ?」

コンコン…

朝目が覚めて
キッチンから包丁の音
あれ?誰か泊めたっけ?

キッチンに行くと
女の後ろ姿

「誰…?」

「あ、彩」

「うぇ!?渡辺?」

「なんでそんなに驚くん?」

「なんで、え?」

「昨日のこと覚えてへんの?」




「じゃあ帰るな?」
「おぅ」
「うんじゃあ…」
「待て送っていくから」

「送ってくれてありがと」
「おぅじゃあな」
「なぁ…」
「あ?」
「もうちょっといたい…」
「もうちょっと?」
「まだ傍に…」
「はぁ早く用意して来い」
「用意?」
「泊まれよ」




「って言ってくれたやん」

「あぁ…」

「せっかく泊まったのに
彩すぐ寝たし
彼女来てたら起きとかへん普通」

「眠かってん
てか風呂長いねん」

「女の子の気持ち
分からへんのー?」

「分かる気ない
てか腹減ったそれなに?」

「スクランブルエッグ」

「美味そう」

「もうできるから
着替えて待ってて」

「へい」

制服に着替えて
キッチンを見ると
まだ作ってる
ったく…

「ええ天気やねぇ…ふぅ
あっ…お前」

「タバコ禁止!」

「返せや!…ッン!?」

「…苦い」

「お、お前!何すんねん!」

「甘くしたろうとしたの」

「っち…
あー飯食いたい」

「できてるで
あーんしたる」

「せんでええわ」


「よしじゃあ行くな?」

「しゃーないから
送ったろか?」

「うんありがと
でもええよ」

「え?」

「ほら教師と生徒やし
ばれたらアカンから」

「…」

「大丈夫やから
そんな顔せんとって」

「別に普通や俺は」

「そっか
じゃあ行ってくる」

「おい」

「ん?」

「事故んなよ
お前…美優紀どんくさいから///」

「フフフありがとう
大好き」

ガチャン

「何言うてんねん
ばーか///」