「う…うん?」

「渡辺大丈夫か?」

「山本…先輩?
あ、私っ!」

「おいっ大人しくしとけって
熱中症や
あんな暑いところおったら
そーなるやろ」

「あぁ…ごめんなさい
私、先輩に」

「気にすんな…」

ポンポン

「…先輩」

「練習終わるまで寝とき?
終わったら迎えに来る
今日は送るわ」

「だ、大丈夫です!
一人で帰れます
先輩は菜々先輩と…」

「あー…
菜々とは別れてん」

「えっ!?なんで
だってさっきやって…」

「ホンマにさっき
てかずっと分かっててん
お互い」

「なんで…
2人はすごいお似合いで…」

「菜々のことはもちろん好きやし
大切な人や
でもお互い勘違いしてて
それは恋人の好きじゃない
付き合って結構たってるけど
抱きしめたこともキスもしないからなぁ
菜々も無理して俺の彼女してるの
分かっててん」

「でも…」

「大丈夫ケンカ別れでもないし
お互いのこと考えてや
それに俺にとって菜々は
大切な幼なじみ
それはずっと変わらへんから
だから、渡辺そんな顔すんなよ」

「…」

「ホンマに渡辺は優しいなぁ」

「そんなんじゃないですから…」

そう、私は最低で
今やってチャンスかもとか
勝手に思い上がって
それを抑えるのに必死で
ホンマに情けないんです

「まぁーええねんや
これで」

「先輩…」

「それに菜々は
福本のことが気になるらしいし?」

「そうやったんや」

「俺もそーいう人
見つけへんとなぁ
ま、でも俺なんか好きになる人
おるか不明やけど…」

「そんなことありません!
先輩はカッコ良くて優しくて
めっちゃ人気あって!…あ」

「フッありがと渡辺
じゃー渡辺に彼女になって
もらおっかなー?」

「…はい」

「へ///」

「じょ…冗談です///」

「あ…///」

「びっくりしましたかー?」

「あ、あぁ
びっくりしたわー
ホンマにからかったら
アカンで?」

「フフフッ」

「とにかく
今日は送るから
練習終わるまで寝とき?
じゃあ後で」

ガラガラ…

「あーー…
私何言うてんの?
あんなん言うたら先輩やって
困るだけやんか…
最悪…」







(彩~!遅いぞー)

「おぉ…」

「彩?なんかあったん?」

「なぁ菜々」

「ん?」

「俺も…できたかもしれへん」

「なにがよ」

「俺の…













好きな人」