「はぁ…めんどくさい」

今日は会社の人達を呼んだ
パーティー
そういうのには
娘として出される
すごい着飾って
肩がこる…
それに皆、私に気に入られようと
必死で…
恵ついてもら…
あ、アカン
また新しい誰かに
出会われたら困る
こんなことでしか
対抗できない…

(朱里様
エスコートはどちらの方に)

「あ、うん
また決める
ごめんパーティーまで
一人にして」

(かしこまりました)

エスコート…
そんなの恵にしてほしい
タキシード
きっと似合うんやろうな
幼稚園の時はしてくれたのに
おっきくなって
してくれなくなって…
私…魅力ないかな…

(朱里様…)

「え?あ、こんばんわ」

(本日エスコート
させて頂きます)

「…うん」

跪かれて手を差し出された
その手に重ねようとしたとき

ドンッ!!!

「朱里!」

「恵…?」

「あ、離れろやこらっ!!!」

「え、ちょっと恵っ!」

恵は突然
男の人に飛び蹴りした

(ったぁ…)

「コイツは俺のや!
婚約者は俺や!」

「け…い?わぁ!ちょっと」

「ええから行くで!!」







「ったく…アホちゃう?」

「ごめんなさい…」

連れてこられたのは
恵の部屋で
なぜ飛び蹴りしたのか聞くと
優紀から私がお見合いすると聞き
あの状況を見て
結婚を申し込まれたと勘違い
そして今に至ると

「ホンマに、
今日は創立パーティーやって
朝話したし!
恵にも招待状送ったやろ?
また話聞いてなかったんやぁ!」

「ちゃうわ
分かってたわ!
あれはその…
勢い余って飛んだだけや」

「意味わからへん!」

「それはお前のほうやろ!」

「はぁ!?」

「たかが創立パーティーで
そんなエロい格好して…
何したいねん!」

「これは用意されてたやつ!
てかエロいとか変態!」

「変態ちゃうわボケ
大した色気ないくせに
ドレスなんか…」

「…」

「朱里」

「恵のアホ…
婚約者とか勝手にいうて
何も思ってへんなら!
そんなこと言わんとって」

「あ…」

「大っきらい…」

最悪や
変に期待させて…

扉に手をかけたとき
後ろから抱きしめられた

「行くなって…」

「離して
大っきら…」

「言うな」

「え…」

「頼む…言わんとってくれ」

「なんなんよ…恵が悪いんやろ」

「優紀に言われたとき
思わず…俺
必死に走って
止めたかった
それで気づいてん
俺…朱里のことが…

好きや」

「恵…
ホンマに?」

「あぁホンマや
素直になれんくて
ずっと幼なじみで止まってた
でも気づいた俺は
朱里の一番になりたい
家柄も違うけど
俺の…婚約者になってくれ」

「…アホどんだけ待たせるねん」

「え…うぉっ」

「アホ…好きや!
ずっとずっと…」

「ちょちょちょっ…朱里
危な…」

ドスッ!!

勢い余って恵を
ベットに押し倒した
でも止まらない

「ずっと好きやった
他の女の子見て欲しくなかった
朱里だけ見て欲しかった
悲しかってん…」

「朱里…」

「やっとやね…やっと
…恵っ!」

「おいちょっと
く、苦しい…
それに…ちょっと
離れて///」

「いやっ
離れたくない」

「ったくお前は!!!」

ドサッ…

「え…?」

「好きな女に押し倒されて
大人しくできるか」

「恵…ちょっと、あ…」

「ちょうど脱がしやすそうな服やし」

「や、やめ…」

「ええやんか…」

「だ、から…やめろってば!!!」

バキッ!!!

「いてぇっ!!
何すんねんアホ!
俺は彼氏やで!」

「まだ早いねんどアホ!
変態!」

「はぁ?」

コンコン
(ぼっちゃま
パーティーのお時間です)

「あぁ…朱里
ちょっと待ってろ」




「お待たせ…どう?
イケメンやろー」

「…うん」

「否定せぇや…///」

「あ…うん」

「はぁ…手」

「え?」

「エスコートしたるから」

「ええの?」

「当たり前やろ?
それに…」

「ん?…ンッ」

「朱里のこと
ほかの誰かに取られんように
掴んどくから…

ほら、行くで」