次のリクエストは
です
水平線と掌を平行に
やっぱり海は広い…
そう感じながら
歩く
後ろを振り返ると
美優紀があっかんべーしてた
「何やねん」
「別にー」
「そうか」
また何も言わず歩く
何をいえばええんや
美優紀は海外に行く
両親の仕事の都合で
ホンマはついていきたいくらい
でも大学も決まって
父さん母さんも喜んでる
だから日本に残ることになった
そして今日が恋人最後の日
「水冷たいなぁー」
「風邪ひくで」
「大丈夫ー!」
そういって
キャッキャッ騒ぐ美優紀
でも俺にはわかる
無理してること
そんな姿見せられたら
抱きしめたくなる
どこにも行くなって
俺の傍に居れって
でもそんなこと言う資格ない
元々美優紀は留学したがってたし
海外に憧れがあった
夢も見つけてる
それを俺は壊せない
俺がいない未来
美優紀の自由な未来を俺が
邪魔出来るわけないから
今はこのさみしさに慣れよう
目に焼き付けるんや
美優紀の姿を
寂しさと愛しさ全て
この砂浜に置いていく
全部全部…全部
「くしゅんっ」
「ほら、寒いんやろ」
そういって彩は
ジャッケットを羽織らせてくれた
「なんなんよー
珍しく優しいなぁ」
「そりゃ体調崩されたら
出発できひんやろ?」
「…そっか」
「なぁ美優紀
ここ夏に来たな」
「うん彩が
私の水着を見る
男の子たちにめっーーちゃ嫉妬してた」
「そーやっけ?」
「そーやで?」
「懐かしいな…」
「水着の私可愛かったやろー」
「…あぁめっちゃ」
「っ///」
恥ずかしくなって
海を眺める
麦の穂が揺れるように
キラキラ輝く海
ロマンティック最高潮
私は彩の横顔を見つめる
彩の言葉を待った
「…帰ろか」
「え?」
彩はスタスタ歩いて
車まで行って助手席のドアを開けた
「彩…」
「遅くなったらアカンし」
「ママには遅くなる
もしかしたら帰らんって言うてきた」
「…帰ろ」
悲しくなった
最後の日やのに
「彩…」
彩の袖を掴んで
目をつぶって
唇尖らせた
でもいくら待っても
彩の温もりは来なくて
目を開けると悲しそうに笑って
「ごめんな…美優紀」
そういって頭を撫でた
嫌、優しくしないで
そんなことするくらいなら
キスして…
愛してるって言って
ホントは夢なんかどーでもいい
彩の隣にいたいのに
なんで止めてくれへんの?
行くなって言ってや…
優しい彩やから言われへんの?
優しい彩のこと大好きやけど
今はその優しさが憎くて仕方ない
「ほら、乗って?
冷えてくるから」
「うん…」
諦めて助手席に乗った
次の日のバス停
俺は学校を休んで
見送りに行った
「気をつけてな」
「うん、なぁ彩」
「なに?」
「私…彩のいい彼女やった…?」
美優紀はぎこちない笑顔を見せた
そんなの決まってるやろ
「当たり前やんか」
「そっか…
なぁ彩、私はやっぱり」
(空港行きのバス出発します)
「ほら、時間や」
最終のバス
俺たちは別れのときや
それでも大丈夫
俺は日本であの海に
美優紀の記憶があるから
「彩ぁ…ありがと今まで
小さい頃から一緒
いっぱいわがままいって
いっぱい困らせて
ごめんなさいっ…」
美優紀は必死に涙を堪えて伝える
おかしいな
愛しさは置いてきたのに
溢れて止まらない
抱きしめてしまいそう
キスしてしまいそう
でも言い聞かす
…邪魔はできない
「おう
向こうで彼氏できたらさ…
わがまま言うなよ」
自分で言って胸が痛い
俺以外の男を好きになるな…
「…そうやな
気をつけるわっ
モテモテやからなぁー
あ、じゃあ乗るな」
美優紀はいつもみたいに
子供の笑顔を向けて
バスに乗り込む
そして間もなく動き出す
おれはバスと一緒に走る
「彩、体に気をつけてな?
大学行って寝坊したらアカンで」
「わかった」
「喧嘩したらアカンで?
無理したらアカンで」
「わかった」
「彩…私は彩しか好きにならへんよ」
「え」
「待っててくれへん?
帰ってくるまで…」
「…」
「…冗談!
モテモテやから大丈夫」
バスは早くなって
追いつけなくなってくる
俺は止まる
美優紀の方を見ると悲しそう
…邪魔はできない
できない…でも
「すぅ…早く帰ってこーーーーい!!」
「っ…」
「…待ってる」
そう言って笑顔を見せると
美優紀は我慢してた涙を大量にこぼして
俺に笑顔でこういった
「大好き!」

です
水平線と掌を平行に
やっぱり海は広い…
そう感じながら
歩く
後ろを振り返ると
美優紀があっかんべーしてた
「何やねん」
「別にー」
「そうか」
また何も言わず歩く
何をいえばええんや
美優紀は海外に行く
両親の仕事の都合で
ホンマはついていきたいくらい
でも大学も決まって
父さん母さんも喜んでる
だから日本に残ることになった
そして今日が恋人最後の日
「水冷たいなぁー」
「風邪ひくで」
「大丈夫ー!」
そういって
キャッキャッ騒ぐ美優紀
でも俺にはわかる
無理してること
そんな姿見せられたら
抱きしめたくなる
どこにも行くなって
俺の傍に居れって
でもそんなこと言う資格ない
元々美優紀は留学したがってたし
海外に憧れがあった
夢も見つけてる
それを俺は壊せない
俺がいない未来
美優紀の自由な未来を俺が
邪魔出来るわけないから
今はこのさみしさに慣れよう
目に焼き付けるんや
美優紀の姿を
寂しさと愛しさ全て
この砂浜に置いていく
全部全部…全部
「くしゅんっ」
「ほら、寒いんやろ」
そういって彩は
ジャッケットを羽織らせてくれた
「なんなんよー
珍しく優しいなぁ」
「そりゃ体調崩されたら
出発できひんやろ?」
「…そっか」
「なぁ美優紀
ここ夏に来たな」
「うん彩が
私の水着を見る
男の子たちにめっーーちゃ嫉妬してた」
「そーやっけ?」
「そーやで?」
「懐かしいな…」
「水着の私可愛かったやろー」
「…あぁめっちゃ」
「っ///」
恥ずかしくなって
海を眺める
麦の穂が揺れるように
キラキラ輝く海
ロマンティック最高潮
私は彩の横顔を見つめる
彩の言葉を待った
「…帰ろか」
「え?」
彩はスタスタ歩いて
車まで行って助手席のドアを開けた
「彩…」
「遅くなったらアカンし」
「ママには遅くなる
もしかしたら帰らんって言うてきた」
「…帰ろ」
悲しくなった
最後の日やのに
「彩…」
彩の袖を掴んで
目をつぶって
唇尖らせた
でもいくら待っても
彩の温もりは来なくて
目を開けると悲しそうに笑って
「ごめんな…美優紀」
そういって頭を撫でた
嫌、優しくしないで
そんなことするくらいなら
キスして…
愛してるって言って
ホントは夢なんかどーでもいい
彩の隣にいたいのに
なんで止めてくれへんの?
行くなって言ってや…
優しい彩やから言われへんの?
優しい彩のこと大好きやけど
今はその優しさが憎くて仕方ない
「ほら、乗って?
冷えてくるから」
「うん…」
諦めて助手席に乗った
次の日のバス停
俺は学校を休んで
見送りに行った
「気をつけてな」
「うん、なぁ彩」
「なに?」
「私…彩のいい彼女やった…?」
美優紀はぎこちない笑顔を見せた
そんなの決まってるやろ
「当たり前やんか」
「そっか…
なぁ彩、私はやっぱり」
(空港行きのバス出発します)
「ほら、時間や」
最終のバス
俺たちは別れのときや
それでも大丈夫
俺は日本であの海に
美優紀の記憶があるから
「彩ぁ…ありがと今まで
小さい頃から一緒
いっぱいわがままいって
いっぱい困らせて
ごめんなさいっ…」
美優紀は必死に涙を堪えて伝える
おかしいな
愛しさは置いてきたのに
溢れて止まらない
抱きしめてしまいそう
キスしてしまいそう
でも言い聞かす
…邪魔はできない
「おう
向こうで彼氏できたらさ…
わがまま言うなよ」
自分で言って胸が痛い
俺以外の男を好きになるな…
「…そうやな
気をつけるわっ
モテモテやからなぁー
あ、じゃあ乗るな」
美優紀はいつもみたいに
子供の笑顔を向けて
バスに乗り込む
そして間もなく動き出す
おれはバスと一緒に走る
「彩、体に気をつけてな?
大学行って寝坊したらアカンで」
「わかった」
「喧嘩したらアカンで?
無理したらアカンで」
「わかった」
「彩…私は彩しか好きにならへんよ」
「え」
「待っててくれへん?
帰ってくるまで…」
「…」
「…冗談!
モテモテやから大丈夫」
バスは早くなって
追いつけなくなってくる
俺は止まる
美優紀の方を見ると悲しそう
…邪魔はできない
できない…でも
「すぅ…早く帰ってこーーーーい!!」
「っ…」
「…待ってる」
そう言って笑顔を見せると
美優紀は我慢してた涙を大量にこぼして
俺に笑顔でこういった
「大好き!」