「あー疲れたぁ」
「ホンマにテストもしんどいやんなぁ」


「ぬわぁぁぁー!」

「どうしたん彩!」

「ま、また2位や…」

「ってことは1位は」

「ごめんな彩
また1位で
さて、何聞いてもらおっかなー」

「俺なら裸でダンスをグヘッ!!!」

「黙れド変態
てか、優紀!
朱里の彩に変なことしたら
ホンマに逆さ吊りにしたるから!」

「ふーん
じゃあそうやな
1日俺とデートで」

「「デート!?」」

「そっ楽しみやねー彩
じゃ」

「デート…?」

「朱里の彩が彩がぁぁー!」

「朱里、うるさいから
ほれ帰るで」

「離せド変態ー!
彩ぁー何かされたら言うんやでー!」

バタンッ

「相変わらず賑やかやなぁ
よし、愛菜帰ろーや
彩、ふぅちゃんまた明日~」

バタンッ

「ふぅちゃん帰らへんの?」

「帰りますよ
でも少しやりたいことがあって
先に帰っててください」

「ええよ待っとく」

「いえ大丈夫ですから
彩は優紀のデートのイメトレ
しないとでしょ?」

「うっ…そーやな
ホンマに一人で大丈夫?」

「はい、心配しないでください
また明日」

「うん、じゃあまた」




用事を済ませて学校を出る
いつもは迎えの車だけど
今日はお父様の方に全て出払ってる
歩いて帰るなんて久しぶり

(うわ、めっちゃ可愛い)
(え、難波高校のしかも神セブンの
服着てるやん)
(ねぇねぇ遊ばへん?)

「やめてください
間に合ってますから…」

(ええやんかぁ
たまには俺らみたいなのも)
(そーそー楽しいで)

「やめてください…
誰か…彩」







「何してんの」

(木下…お前には関係ない)
(あっちいけや)

「そいつ嫌がってる」

(ッチ…行こうや)
(関わるとめんどい)


突然現れた男の人は
私から見てもすごいオーラで
強そうなのが分かった

「大丈夫か?」

「は、はい」

「じゃあな」

「あのっ、お礼させてください」

「礼?なんで」

「だって助けてくれたから…」

「お前、噂の神セブンか」

「…はい」

「お嬢様やろ
そんなやつがウロウロすんな
それに俺はお嬢様の暇つぶしに
付き合うほど
暇ちゃうから」

何だかムカついて
腕を掴んだ

「暇つぶしなんかじゃなくて!
いいことをしてもらったら
お礼をする
それが日本人の礼儀です
それを暇つぶしなんて
失礼すぎます!」

「…プッ!!
お前おもろいやん」

「面白い…ですか?
私は怒ってるんですけど」

「そうやな悪い悪い」

「とにかくお礼がしたいです
何をしたらいいですか?」

「別に何もせんでええから
気持ちだけで十分
じゃあな」

「あ…」

「あぁさっきは悪かった
暇つぶしとか言うて
じゃあ気をつけて帰れよ」

「あのっ…名前教えてください」

「名前?」

「はい」

「木下百」

「百さん…」

「お前は?」

「矢倉楓子です」

「楓子ね
じゃあな気をつけて帰れよ」


木下百さん…