「彩くん行ってきます」
「ワンッ」
「よしよし…」
今日は犬の日やからな
のんびりとしとくか
変に動いて美優紀の邪魔できひんし
ガラガラ
「彩」
「んぁ?菜々やん」
「暇やから来たった」
「ふーん」
「相手したるわ」
「なんで上からやねん」
「フフフッ…なにあれ」
菜々は壁にかけてある
俺の手紙を指さした
ヘヘヘッ美優紀が
嬉しいからってかけてくれてん
ええやろー
「たんじょうびおめでとう
だいすき
ふーん
アンタ字汚すぎ」
「うるさいなぁ…
ん?
あれ?
ちょっと待て
なんで俺が書いたこと」
「さやかって書いてるやん」
「なんで驚かへんの!?」
「人間になるタイプの犬やろ?
別に何も思わへんけど」
「え、じつは
珍しくないんか?
そういうもんなんか?
んー
てか、字汚いって
これでもおれは
え?
ん?
あれ!?」
「なに?うるさいなぁ」
「何で字読めんねん!!!」
「何でって
そりゃ人間になったとき困るやろ?
てかアンタ読まれへんかったん?」
「うっさいなぁ
これでも俺はなぁ…
ん?
え!?」
「アンタほんまになんなん?」
「人間になったときって?
お前人間になれるんか!?」
「なれるけど」
「マジか!
どれくらいの頻度で?」
「頻度って自由やけど…」
「え?ずっと人間でもおれるん?」
「まぁ」
「ま、まじか…」
「アンタ無理なん?」
「無理…2日が限界」
「まぁ体質の問題やろ」
「ん?じゃあ何で
猫のままでおるねん
人間になればええやん」
「アホなん?
急に人間になったら
びっくりされるし…嫌がられるやろ」
「菜々…
でも菜々の飼い主はいい人やし」
「だから嫌やねん
捨てられるのはもう嫌だ…」
「…せっかく人間になれるんや
なった方がええ
ちゃんと話したらええ
人間なら言葉が通じる
言いたいこと言える」
「…」
「大丈夫や」
「…なぁ彩のその目の傷はなに?」
「これ?これは昔飼ってた飼い主に
つけられたんや…」
「捨てられたん?」
「まぁ」
「理由は?」
「人間になったから」
「…ふーん
それやな理由は」
「え?」
「多分心に大きい傷があるねん
癒えたと思ってる傷
ホンマはまだ怖いんやろ?
捨てられることとか」
「…それは」
「それがあるからずっと
人間でおられへん
どうしたらええやろか…」
「そうやったんか…」
「たぶんあるとき分かるよ
この人はほんまに大丈夫って
ていうかホンマはもう
ずっと人間でおれるかもな?」
「え?」
「なにも考えずに
人間でいとき?
多分大丈夫」
「さんきゅ菜々」
「どういたしまして」
「菜々も人間になれるで」
「…そうやね
伝えたいこと伝えれるかもやし」
「ワンッ」
「よしよし…」
今日は犬の日やからな
のんびりとしとくか
変に動いて美優紀の邪魔できひんし
ガラガラ
「彩」
「んぁ?菜々やん」
「暇やから来たった」
「ふーん」
「相手したるわ」
「なんで上からやねん」
「フフフッ…なにあれ」
菜々は壁にかけてある
俺の手紙を指さした
ヘヘヘッ美優紀が
嬉しいからってかけてくれてん
ええやろー
「たんじょうびおめでとう
だいすき
ふーん
アンタ字汚すぎ」
「うるさいなぁ…
ん?
あれ?
ちょっと待て
なんで俺が書いたこと」
「さやかって書いてるやん」
「なんで驚かへんの!?」
「人間になるタイプの犬やろ?
別に何も思わへんけど」
「え、じつは
珍しくないんか?
そういうもんなんか?
んー
てか、字汚いって
これでもおれは
え?
ん?
あれ!?」
「なに?うるさいなぁ」
「何で字読めんねん!!!」
「何でって
そりゃ人間になったとき困るやろ?
てかアンタ読まれへんかったん?」
「うっさいなぁ
これでも俺はなぁ…
ん?
え!?」
「アンタほんまになんなん?」
「人間になったときって?
お前人間になれるんか!?」
「なれるけど」
「マジか!
どれくらいの頻度で?」
「頻度って自由やけど…」
「え?ずっと人間でもおれるん?」
「まぁ」
「ま、まじか…」
「アンタ無理なん?」
「無理…2日が限界」
「まぁ体質の問題やろ」
「ん?じゃあ何で
猫のままでおるねん
人間になればええやん」
「アホなん?
急に人間になったら
びっくりされるし…嫌がられるやろ」
「菜々…
でも菜々の飼い主はいい人やし」
「だから嫌やねん
捨てられるのはもう嫌だ…」
「…せっかく人間になれるんや
なった方がええ
ちゃんと話したらええ
人間なら言葉が通じる
言いたいこと言える」
「…」
「大丈夫や」
「…なぁ彩のその目の傷はなに?」
「これ?これは昔飼ってた飼い主に
つけられたんや…」
「捨てられたん?」
「まぁ」
「理由は?」
「人間になったから」
「…ふーん
それやな理由は」
「え?」
「多分心に大きい傷があるねん
癒えたと思ってる傷
ホンマはまだ怖いんやろ?
捨てられることとか」
「…それは」
「それがあるからずっと
人間でおられへん
どうしたらええやろか…」
「そうやったんか…」
「たぶんあるとき分かるよ
この人はほんまに大丈夫って
ていうかホンマはもう
ずっと人間でおれるかもな?」
「え?」
「なにも考えずに
人間でいとき?
多分大丈夫」
「さんきゅ菜々」
「どういたしまして」
「菜々も人間になれるで」
「…そうやね
伝えたいこと伝えれるかもやし」