「それでここがこうなって
こう」

「おぉー!さすがみるきー
めっちゃ分かるわ
補習の先生
みるきーがいいなぁー」

「何言ってんのよ」

ガチャッ

「ミユ~
あ、なんや朱里おるやん」

「なんやってなに!
てか何でみるきーの家くるんよ
しかも窓から」

「毎日来てるから」

「はぁ?ごめんなみるきー
このアホが」

「はぁ?ミユも喜んでるしな」

「そんなわけないやん」

「うん」

「はぁーひどっ
いじめやわ
うぇーん」

「勝手に泣いとけー」

「ハハハッ…うぅ」

「みるきー?」

「ミユ」

「ハァハァ…シャーーッ!!」

「みるきーキャッ!!」

突然ミユが唸りだし
吸血反応
何でや
ちゃんと血は吸うてたし
足りないことはない

「みるきー!アカン」

「ミユ!離れろ」

「シャーーッ!!」

「やばい、まーちゅん!!
来てくれ!まーちゅん!!」

ガチャッ

「ケイどした!
ミユ…?ミユやめろ!離れろ!」

「シャーーッ!!」

「仕方ない…
ミユごめんな?」

ドスッ!!!

「ウッ!!…」

バタッ

「ミユが突然吸血反応を
前触れもなくて
突然のことで…それより
朱里大丈夫か」

「っ…みるきーが
みるきーが…」

「大丈夫や
怖かったな
リナちゃん悪いけど
朱里についてて
まーちゅん、ミユのことで」

「うん」





「ん、んぅ…私」

「ミユ目覚めたか?
さっき突然吸血反応起こして」

「え?朱里は!?」

「今はちょっと混乱してて」

「最悪や…傷つけた
友達やのに…」

「大丈夫やから
それより原因は多分」

「うんわかってる
心が乱れてるから
影響してるんや
わかってるから…」

「ミユ…
今のままやと」

「まーちゅんごめんな
学校辞める
また、そうやな
5年後くらいに
高校入る
今度は違う学校にしよっかなー」

「ミユ…
そうやなっ
今度は海外とかにしてみるか?」

「そうしよっかなぁ」

「…ええな」

「明日からは店手伝うから
久しぶりに作るから
うまく作れるか分からへん
見習いからやらへんとな」

「大丈夫すぐできる」

「ありがと…
ごめん
ちょっと疲れちゃった
寝るわ」

「うんおやすみ」
「おやすみミユ」

「うん…」

バタンッ

部屋の中から聞こえる
泣き声…
我慢してたんかミユ
また一人で耐えるんか…

「なぁ吸血鬼はなんでもできるのに
何で、大切な人を
泣かさへんようにできんのかな」

「そーやなまーちゅん
所詮俺らも
神様には逆らわれへん
ちっぽけなもんや…」