「えっと…ここが」

コンコンッ

「ミユ」

「まーちゅん
どうしたん?」

「まぁ…そこ座って」

「ん?」

「あのな…彩くんのこと」

「あ…」

「どうするん?
お前の恋が叶って嬉しいけど
それだけじゃアカンよな」

「わかってる…」

「話すん?」

「明日会うから話そうと思う」

「そっか…」




「リナ」

「ん?どうしたん?」

「…」

「ふぅ…話そっか」

「うん」

「迷う気持ちは分かる
でもな?
話さないってわけには行かへん」

「分かってる」

「大丈夫きっと受け入れてくれる」

「そう…かな」

「ずっと想い合っててん
壊れることなんかない」

「うん…」

「大丈夫やから」

「リナはまーちゅんのとき
どうやった?」

「まーちゅんは考える隙も
くれへんかった
後悔したことあった
後遺症で苦しむまーちゅんを
横で見たくなかったし
でもまーちゅんは笑ってくれるから
毎日毎日
愛を伝えてくれるから
ホンマにアホやんな
でもまーちゅんのアホさに救われたから」

「…そっか」

「きっと彩くんやって
そうなんちゃうかな?」

「だったら…いいな」

「そんな顔せんの!
ほら、笑って?」

「うん」




「美優紀」

「なに
また勝手に」

「そろそろ決意固めるかなーって」

「アンタの何でもわかってる感じ
ムカつくな」

「そりゃどうも」

「…その通り
明日言うよ」

「ええん?まだ
幸せでおれるんやで?」

「いずれ言わんとアカン
長くおるだけ辛いから…」

「ふーん
美優紀らしいなぁ
冷めてるようで
熱いやつ」

「そんなんちゃうから」

「だから惚れたんやけどな」

「え?」

「もちろん朱里の次にやけど」

「なにそれ」

「大丈夫ちゃう?
んーなんつーか
美優紀が思い続けた男やろ?
信じろよ大丈夫やから
それにアイツ…うん
いい意味でアホやわ」

「フフフッ
なに?それ言いたくてきたん?
優しいやん?」

「あー!うるさいなっ
気になってん
お前…一人で泣いてるんちゃうかって」

「え…?」

「許嫁とか言うて
俺だけ幸せになるのなんか
嫌やからな
お前とはこれから
友達ってやつでいたいから
はぁ何いうてるねん俺は…
じゃあな」

「待って!」

「ん?」

「ありがと…」

「…おぅ」