(報告します!
武田軍の隊長が討ち取られ
我軍の勝利です)

「よし!やった!
分かったであろう
これが戦う意味じゃ!
強ければ幸せなのだ
ハッハッハッ」

ドーーーーーンッ!!!

「なんの音だ!!!」

(報告します!
南東から大砲が城に撃たれ
炎が!)

「何っ!
チッ撤退だ!」



「美優紀様も早くっ!」

「待って敦子が!」

「え!?」

急いで大奥まで走った

「敦子!!!」

「美優紀様…」

「大丈夫か!
足が挟まったのだな
よし…これで動ける
脱出…」

バタンッ!

「しまった出口が…」

「美優紀様
この窓から綱を使えば降りれます」

「なるほど
では南
敦子を頼む」

「待ってください
先に敦子様と美優紀様が」

「私は綱の使い方が分からぬ
南、お主がおらねば」

「なら、美優紀様から」

「南、敦子からだ」

「なぜですか!?」

「南、もうよいのだ」

「美優紀様…?」

「もう十分だ
お前はわたし達の側近として
よく働いた
本当の父のようであった
いつもわたし達のことばかり
だから自分の気持ち
伝えれなかったのだろう」

「なにを…」

「南、お前はお前が愛す女を
守れば良い」

「美優紀様…いけません!
私は!」

「南…ずっと…迷惑かけたな
たくさん困らせたな…」

「やめてください!」

「お前はそれでも
私たちを見捨てなかった
ずっと側にいてくれた
言えなかったな今まで
感謝してる…
お前がいて私は幸せだった」

「美優紀様っ…お願いです
やめてください」

「ハハハッ泣き虫南は健在か?
でももう泣くんじゃない
敦子を守れ…幸せにしろ
これが私からの最後の命令だ」

私は南の腰に綱を巻き
敦子にも巻き付けた

「美優紀様っやはり!」

「行け!南」

「…必ず戻ってきます
美優紀様を残した訳ではありません
恵様と約束しました
朱里様と美優紀様は
私が守ると…だから
待っててください」

「そうだな
お前は約束を守るやつだ
そうだ…でもこれだけは
先に持って降りててくれ」

「これは…」

「彩に渡しててくれ
南…頼んだ」

「ご自分で渡してください
これじゃまるで…」

「南…すまないないつも
頼む」

「美優紀様…ハッ!!」

南は敦子を抱いて
下に降りていった

「美優紀様!必ず戻りますから!」

「あぁ!

南ありがとう
でもな」

ギギィ…バタンッ!

「もう…無理みたいだ」