山本彩
授業に出ない
言うこと聞かない
手がつけれない
「んー」
「何か悩んでるん??」
「菜々ちゃん…これ」
「あー山本くんね
みるきーのクラスやったか」
「うん
菜々ちゃんなんか知ってる?」
「知ってるっていうか
何か家系が複雑らしいで?
お母さん亡くなってから
お父さん再婚して
今は一人暮らしらしいし
やっぱりさみしいんちゃう??」
「なるほど…」
「でも山本くんには
今のうちは
関わらんほうがええんちゃう?」
「なんで?」
「みるきーは教師になったばっかり
生徒は山本くんだけちゃうやろ?
他にもクラスの子おるんやから
その子達ともちゃんと接して
余裕ができてからでええんちゃう?」
「…じゃあなんで
私が来るまで誰も相手してないん?」
「ちょっと…」
職員室が少し凍る
菜々ちゃんは私の手を引いて
女子更衣室まで来た
「みるきー…
他の先生も接しようとしたで?
でもみんな無理やった」
「おかしいやん
さみしいなら分かってくれる」
「ううん
山本くんは特別やねん」
「…違う
あの子の目
何か求めてた」
「みるきー…
わかった
もう何も言わへん
頑張ってみて?
でも約束
無理はしないって」
「うんっ」
「みるきー大丈夫かなぁ」
「みるきーって
渡辺先生?」
「うわっ…福本くん
どうしたん?」
「提出物集めてきました」
「ありがとう
いつも福本くんやな
他の子に任せたらええのに」
「俺が好きでやってるだけやから」
「そーなん??」
「はい、だから
気にしないで」
「うん
ホンマに福本くんって
優しいよなぁ
あ、そう言えば
昼休み告白されてたやろー
見てたでー?
青春やねー」
「あぁ…」
「あれ?ごめん
嫌やった?」
「いやいや
大丈夫
でも付き合ってないですから
好きな人おるし…」
「えーそうなんや!
だれ??知ってる人?」
「教えませーん」
「えーケチ」
「ハハハッ」
ブーブーブー
「あ」
「彼氏からちゃいます?」
「うん…そうみたい
ふぅ」
「山田先生やっぱり
彼氏さんと…」
「え?なにー?」
「いや…何にも」
「じゃあ私帰るわ
福本くんも早く帰るんやで?」
「はい」
山田先生の腕と足には
あざがあった
最近元気もないし
彼氏からの連絡には
いつも怯えた顔をしている
絶対なにかされてる
助けたい
笑ってほしい…
でも俺に何ができるん?
ただの生徒に…なにが
「知ってる人?
そんなん
アンタが一番知ってる人やん…。」
授業に出ない
言うこと聞かない
手がつけれない
「んー」
「何か悩んでるん??」
「菜々ちゃん…これ」
「あー山本くんね
みるきーのクラスやったか」
「うん
菜々ちゃんなんか知ってる?」
「知ってるっていうか
何か家系が複雑らしいで?
お母さん亡くなってから
お父さん再婚して
今は一人暮らしらしいし
やっぱりさみしいんちゃう??」
「なるほど…」
「でも山本くんには
今のうちは
関わらんほうがええんちゃう?」
「なんで?」
「みるきーは教師になったばっかり
生徒は山本くんだけちゃうやろ?
他にもクラスの子おるんやから
その子達ともちゃんと接して
余裕ができてからでええんちゃう?」
「…じゃあなんで
私が来るまで誰も相手してないん?」
「ちょっと…」
職員室が少し凍る
菜々ちゃんは私の手を引いて
女子更衣室まで来た
「みるきー…
他の先生も接しようとしたで?
でもみんな無理やった」
「おかしいやん
さみしいなら分かってくれる」
「ううん
山本くんは特別やねん」
「…違う
あの子の目
何か求めてた」
「みるきー…
わかった
もう何も言わへん
頑張ってみて?
でも約束
無理はしないって」
「うんっ」
「みるきー大丈夫かなぁ」
「みるきーって
渡辺先生?」
「うわっ…福本くん
どうしたん?」
「提出物集めてきました」
「ありがとう
いつも福本くんやな
他の子に任せたらええのに」
「俺が好きでやってるだけやから」
「そーなん??」
「はい、だから
気にしないで」
「うん
ホンマに福本くんって
優しいよなぁ
あ、そう言えば
昼休み告白されてたやろー
見てたでー?
青春やねー」
「あぁ…」
「あれ?ごめん
嫌やった?」
「いやいや
大丈夫
でも付き合ってないですから
好きな人おるし…」
「えーそうなんや!
だれ??知ってる人?」
「教えませーん」
「えーケチ」
「ハハハッ」
ブーブーブー
「あ」
「彼氏からちゃいます?」
「うん…そうみたい
ふぅ」
「山田先生やっぱり
彼氏さんと…」
「え?なにー?」
「いや…何にも」
「じゃあ私帰るわ
福本くんも早く帰るんやで?」
「はい」
山田先生の腕と足には
あざがあった
最近元気もないし
彼氏からの連絡には
いつも怯えた顔をしている
絶対なにかされてる
助けたい
笑ってほしい…
でも俺に何ができるん?
ただの生徒に…なにが
「知ってる人?
そんなん
アンタが一番知ってる人やん…。」