もらったチケットを片手に
大会の会場まで来た
美優…
「震えてんで」
「上西…
あ、えっとこんにちは」
「こんにちは山本くん」
隣に座ったのは
上西と朱里さん
「みるきー頑張ってたからな
大丈夫ちゃう?」
「そうな…」
「厳しい」
「朱里?」
「みるきー頑張ってたけど
頑張りすぎて
足が使えてない
痛み止めとテーピングで
なんとかしてる状態やったし」
「美優…」
「山本くん」
「はい」
「…恵、あの」
「あーあっちの高校
可愛い子ばっか!
ナンパしてくるーー」
「ちょっと!…ったく
言いたいこと分かってたんや
あのな山本くん」
「はい」
「みるきーのこと
守るんか傷つけるんか
どっちかにしてくれへん?」
「え…」
「喋ったことないのに
こんなん言うのはおかしいけど
でもなみるきー
ホンマに辛そうやったから
1年くらいしか知らんけど
でも苦しんでるのは
分かっていたから
山本くんのこと必死に追いかけてた
知ってる?
みるきークラスでトップなこと」
「知らへん…」
「でもみるきーは
知ってる山本くんがトップなこと」
「…」
「山本くんが見に来るってなって
みるきーはもっと自分を追い込んだ
その間山本くんは何してた?
待ってるだけ
いっつもみるきーが来ること
ずるいよ」
「ずるい…」
「責めたいわけちゃう
でも山本くんにその気がないなら
変に関わるのやめてあげて?
みるきーは本気やねんから」
「…俺は」
(次は難波高校
渡辺美優紀さんです!)
美優が出てきた
スポットライトが美優だけを照らす
美優は笑顔で踊り出した
輝いてる美優
何だか遠くに行った気がした
このまま俺の知らない世界へ
行ってしまうんじゃないか
「みるきーええ感じやん」
「恵おかえり
うん、確かに
審査員もええ顔してるし」
順調に進んでる
そして終盤になったとき
バタンッ!!
美優が倒れた
怪我した足を抑えて座り込む
「やばい行かへんと」
「待って!まだみるきーの
ステージは終わってへん」
美優は立ち上がった
そしてもう一度踊り出す
でもキレはなくて
周りの観客からは嘲笑が聞こえる
笑われても
笑顔で踊る美優
何でや
昔はすぐに泣いて
俺の手にしがみついて
俺がおらんとアカンかったやんけ
それやのに
なんで笑うねん
なんで踊るねん…
行かんとってくれ
俺の知らない世界に
…あれ?
今、美優の目から雫…
(あれが難波のエース?)
(足ちょっと痛めただけなんて)
(大したことな…)
「すぅぅ…
美優ーーーーーーー!!!!!!
頑張れぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「さーちゃん…?」
席を立ち上がって大声で叫ぶ俺を
周りは痛い目で見る
でもそんなん関係ない
美優は俺が守るんや
大会の会場まで来た
美優…
「震えてんで」
「上西…
あ、えっとこんにちは」
「こんにちは山本くん」
隣に座ったのは
上西と朱里さん
「みるきー頑張ってたからな
大丈夫ちゃう?」
「そうな…」
「厳しい」
「朱里?」
「みるきー頑張ってたけど
頑張りすぎて
足が使えてない
痛み止めとテーピングで
なんとかしてる状態やったし」
「美優…」
「山本くん」
「はい」
「…恵、あの」
「あーあっちの高校
可愛い子ばっか!
ナンパしてくるーー」
「ちょっと!…ったく
言いたいこと分かってたんや
あのな山本くん」
「はい」
「みるきーのこと
守るんか傷つけるんか
どっちかにしてくれへん?」
「え…」
「喋ったことないのに
こんなん言うのはおかしいけど
でもなみるきー
ホンマに辛そうやったから
1年くらいしか知らんけど
でも苦しんでるのは
分かっていたから
山本くんのこと必死に追いかけてた
知ってる?
みるきークラスでトップなこと」
「知らへん…」
「でもみるきーは
知ってる山本くんがトップなこと」
「…」
「山本くんが見に来るってなって
みるきーはもっと自分を追い込んだ
その間山本くんは何してた?
待ってるだけ
いっつもみるきーが来ること
ずるいよ」
「ずるい…」
「責めたいわけちゃう
でも山本くんにその気がないなら
変に関わるのやめてあげて?
みるきーは本気やねんから」
「…俺は」
(次は難波高校
渡辺美優紀さんです!)
美優が出てきた
スポットライトが美優だけを照らす
美優は笑顔で踊り出した
輝いてる美優
何だか遠くに行った気がした
このまま俺の知らない世界へ
行ってしまうんじゃないか
「みるきーええ感じやん」
「恵おかえり
うん、確かに
審査員もええ顔してるし」
順調に進んでる
そして終盤になったとき
バタンッ!!
美優が倒れた
怪我した足を抑えて座り込む
「やばい行かへんと」
「待って!まだみるきーの
ステージは終わってへん」
美優は立ち上がった
そしてもう一度踊り出す
でもキレはなくて
周りの観客からは嘲笑が聞こえる
笑われても
笑顔で踊る美優
何でや
昔はすぐに泣いて
俺の手にしがみついて
俺がおらんとアカンかったやんけ
それやのに
なんで笑うねん
なんで踊るねん…
行かんとってくれ
俺の知らない世界に
…あれ?
今、美優の目から雫…
(あれが難波のエース?)
(足ちょっと痛めただけなんて)
(大したことな…)
「すぅぅ…
美優ーーーーーーー!!!!!!
頑張れぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「さーちゃん…?」
席を立ち上がって大声で叫ぶ俺を
周りは痛い目で見る
でもそんなん関係ない
美優は俺が守るんや