コラボ小説でございますよー
前編 おったん
中編 羽球みん
後編 あーちん
さてさてお待たせしました
後編です
ちなみに前編たちは
http://7gogo.jp/lp/SnBL2MgXZQaWkVIvojdMdG==
これにアクセスすれば見れるのだ
それではどーぞ





「なぁ…こびー」

「ん?」

「…あのときはごめん」

「え?」

アントニオは
切なそうに呟いた
よく分からない
謝るのは私の方
マジ女への火の付け方を間違えて
迷惑いっぱいかけた
それでもアントニオのおかげで
何とか卒業できた

「なんで謝るん?」

「海見てたらな
わかってん
私、アンタのこと傷つけてた」

「傷つけてた?」

「前に矢場久根倒したとき
お前看板わざと落としたやろ?」

そう言えば
そんなことしたなぁ
てっぺんは私やみたいなこと
アントニオが言うから
腹たって…

「今やから言えるけど
必死やってん」

「必死」

「いつかこびーに負けるんちゃうんか
てっぺんじゃなくなるんちゃうかって
だから言い聞かせてた
てっぺんは私やって
それでこびーを傷つけてたなって」

「アントニオ…」

「ま、今更やけどな」

「あ…タバコ吸う?」

「いや、ええや
今は吸ってないねん
何でやろうな
普通にタバコのこと忘れてたのに
こびーとおると
吸いたくなる」

「…私もや」

「そうか
ちょっと飲みもん買ってくる
待ってて」

アントニオは
自販機まで歩いていった

それにしても驚いた
アントニオが必死やったなんて
いっつも余裕で冷静で
私のこと目に入ってないと思ってた
それやのに…
何か、嬉しいなぁ

「キャッ冷たいっ」

「ハハハッほれ」

アントニオはオレンジジュースを
私に渡して
浜辺に腰を下ろして
自分はコーヒーを飲み始めた

(なんやと!ふざけんな!)
(マジ女なめんなよ!)
(激尾古魂見せたるわ!)

声が聞こえて
遠くを見ると
どうやら喧嘩らしい

「懐かしいな…」

アントニオはそう呟いて
コーヒーをすすった
その横顔に少し胸がキュッっていった

私はアントニオの背中に自分の背中を
合わせてみた
昔、二人で喧嘩するときの形

「懐かしい?」

「おぉ」

「なぁ、今日なんで
海行こって言うたん?」

「…東京に行くねん」

「っ!?…へぇそうなんや
やっぱり期待の秀才はちゃうな」

私たちの高校から
医者が出たことも奇跡やし
しかも現役のトップ
いつの間に勉強してたんやって
みんな思ってた

「何やねんそれ
だから、思い出に浸ろうかと」

「ふーん」

「けど、やっぱりわかった
私にはこびーがおらんとアカン」

「え…?」

「一緒に来てくれ」

「な、何いうてるん?」

「背中守る人おらんと
私は戦われへん」

アントニオはずるい
そうやっていつも私を振り回す
でも私にアントニオの中を見せることは
ないから

「どーしよっかな」

「…」

「なぁ、アントニオが
私を連れていきたいのは
何で?」

「だから…」

「なんで?」

力強くアントニオを見つめると
珍しくアントニオがたじろいだ
やっぱり時が経ったんやな

「アントニオ…教えて」

「…お前は私のもんやからや///」

「ちゃんと言うて」

「…好き、やからや」

「っ!!!」

ホンマに言うてくれるなんて
ずっと言うてほしかった
ホンマはてっぺんからの景色なんか
どーでもよくて
アナタのてっぺんになりたかっただけ
それが叶った…。

「っ…仕方ないなぁ」

「こびー…」

「はぁ…しゃーないから
私が面倒見たる!」

「はぁ?なんで上からやねん
てっぺんは私やで」

「学習せぇへんなー」

「なんやと!」

「なによー」

「大体お前は昔からっ…ンッ!?」

アントニオがムキになって
顔を赤くして
その姿が変わらなくて愛しくて
唇を合わせた
すると違う意味で真っ赤になった

「これからも私はアントニオの
アントニオは私の
てっぺんでいよ?」