風に剥された
セピア色のポスター
地下にある古いシアター
久しぶりに帰ってきた
東京とはまるで違うド田舎
高校卒業して
すぐに上京した俺
大好きな音楽の仕事
めちゃくちゃ仕事して
会社も作って
何不自由ない生活
でも…何かが足りひん
昔の自分が夢見た自分じゃない
まるでジグソーパズル
ワンピースがなくなったみたいや
「懐かしいなぁ」
ここで君と出会った
ステージで輝く君
何の楽しみもなく
毎日つまらなかった俺に
光を当ててくれた
そしてあの時…
「なぁ」
「ん?…う、うわっ!!」
「フフフッそんなに驚く?
いつも来てくれてありがとう」
「いえ…」
「誰推し?」
「…みるきー///」
「私?ホンマにー?ありがとっ」
「あ、はい」
「でも…何か君の顔辛そうやな」
「え…?」
「…よし、ちょっと見てて」
みるきーは突然
音楽をかけ始め
踊り出した
「君の目の前に
川が流れる
強く大きな川だー!
…川がを渡れyou can do it!!」
体が痺れた
そのとき俺は上京するか
迷っていて
恐れていた
でも、これを聞いて
川を渡ろうと思った
「ありがとう…」
「ううん
私も夢あってな
もっと大きなステージで踊りたい
色んな人に出会いたい
だから、お互い頑張ろっ」
「うん」
「あ、君の名前は?」
「山本彩…」
「うん、彩くんじゃーね」
あの時の君の笑顔を
俺は今でも覚えてる
「泳ぎ疲れたかな
君に言われたとおり
必死に渡ろうとしたから」
(あら、彩くん)
「あ、掃除のおばちゃん」
(久しぶりやね
大きくなってー)
「うんまぁ5年もたったらね」
(そっかー
まぁこのシアターも無くなるわけや)
「…」
(時代は変わるんやな)
「そうやね…」
(体に気をつけて
頑張って)
「ありがと」
そう時代は変わるんや
渡辺美優紀
この名前を知ってるのは
ここの町のやつらだけやった
けど、今は
外国でも知ってる人がいるくらい
今でも君はステージで輝いてる
あの頃と同じ
変わらない笑顔で
ホンマはここにいてほしかった
俺が失ったワンピースを
見つけてくれる気がしたから
「そろそろ行こか…」
ガチャッ
音がしておばちゃんかと
思ったら
驚いた…
「あ」
「びっくりしたー
人おるなんて」
「…みるきー」
「ん?」
「いえ…じゃあ」
「彩くんやろ?」
「え?何で…」
「覚えてるって
大人になってるけど
昔と変わらへんやん」
「変わらへん?俺が?」
「うん
ステージを見る目は
輝いたままやでっ!」
そうか…
失ったのは若さじゃない
あの時の熱い情熱や
みるきーの近くに行きたい
この人にもっと輝いてほしい
その熱さ
「ハハハッ」
「どうしたん?」
「俺のパズル完成した」
「パズル?」
「最後のワンピース
ずっと探してた
やっと見つかってん」
「?」
「最後のワンピースは…貴女やった」
アンコール…する???
セピア色のポスター
地下にある古いシアター
久しぶりに帰ってきた
東京とはまるで違うド田舎
高校卒業して
すぐに上京した俺
大好きな音楽の仕事
めちゃくちゃ仕事して
会社も作って
何不自由ない生活
でも…何かが足りひん
昔の自分が夢見た自分じゃない
まるでジグソーパズル
ワンピースがなくなったみたいや
「懐かしいなぁ」
ここで君と出会った
ステージで輝く君
何の楽しみもなく
毎日つまらなかった俺に
光を当ててくれた
そしてあの時…
「なぁ」
「ん?…う、うわっ!!」
「フフフッそんなに驚く?
いつも来てくれてありがとう」
「いえ…」
「誰推し?」
「…みるきー///」
「私?ホンマにー?ありがとっ」
「あ、はい」
「でも…何か君の顔辛そうやな」
「え…?」
「…よし、ちょっと見てて」
みるきーは突然
音楽をかけ始め
踊り出した
「君の目の前に
川が流れる
強く大きな川だー!
…川がを渡れyou can do it!!」
体が痺れた
そのとき俺は上京するか
迷っていて
恐れていた
でも、これを聞いて
川を渡ろうと思った
「ありがとう…」
「ううん
私も夢あってな
もっと大きなステージで踊りたい
色んな人に出会いたい
だから、お互い頑張ろっ」
「うん」
「あ、君の名前は?」
「山本彩…」
「うん、彩くんじゃーね」
あの時の君の笑顔を
俺は今でも覚えてる
「泳ぎ疲れたかな
君に言われたとおり
必死に渡ろうとしたから」
(あら、彩くん)
「あ、掃除のおばちゃん」
(久しぶりやね
大きくなってー)
「うんまぁ5年もたったらね」
(そっかー
まぁこのシアターも無くなるわけや)
「…」
(時代は変わるんやな)
「そうやね…」
(体に気をつけて
頑張って)
「ありがと」
そう時代は変わるんや
渡辺美優紀
この名前を知ってるのは
ここの町のやつらだけやった
けど、今は
外国でも知ってる人がいるくらい
今でも君はステージで輝いてる
あの頃と同じ
変わらない笑顔で
ホンマはここにいてほしかった
俺が失ったワンピースを
見つけてくれる気がしたから
「そろそろ行こか…」
ガチャッ
音がしておばちゃんかと
思ったら
驚いた…
「あ」
「びっくりしたー
人おるなんて」
「…みるきー」
「ん?」
「いえ…じゃあ」
「彩くんやろ?」
「え?何で…」
「覚えてるって
大人になってるけど
昔と変わらへんやん」
「変わらへん?俺が?」
「うん
ステージを見る目は
輝いたままやでっ!」
そうか…
失ったのは若さじゃない
あの時の熱い情熱や
みるきーの近くに行きたい
この人にもっと輝いてほしい
その熱さ
「ハハハッ」
「どうしたん?」
「俺のパズル完成した」
「パズル?」
「最後のワンピース
ずっと探してた
やっと見つかってん」
「?」
「最後のワンピースは…貴女やった」
アンコール…する???