学校帰り
近くの公園のジャングルジムに
人が座ってた
何となく気になって見たら
さや兄やった
急いでジャングルジムまで駆けて
登った
久しぶりに登るなぁとか思いながら
さや兄の隣に座った
貴方の瞳の伏せ方で
この胸に風が吹くように
何かあったんやって
伝わってくる
さや兄は
幼なじみのお兄ちゃん
朱里の5つ上
つまり21歳
いつも優しくてカッコ良くて
強くて
朱里の大好きな人
「何かあったん?」
「おぉ朱里か」
「みるきーさん?」
「ん?…まぁな」
みるきーさんは
さや兄の彼女さん
前に1回あったけど
綺麗で可愛くて
なんかふわふわしてるけど
優しそうな人
「…喧嘩してん
情けないけど
泣かしてもーてな
ずっと笑顔にするって
決めててんけどな」
「それだけさや兄と
おる時間多いってことやんか」
「そーやな…」
「さや兄…」
「大丈夫やから
朱里は?学校終わり?」
「うん」
「テストもうすぐやろ?」
「そうやで」
「また泣きついてくるんかぁ?」
「泣きついてへんしっ」
「ハハハッ」
さや兄は笑ってるつもりやろうけど
笑えてへんで
みるきーさんのこと大好きやもん
それだけ辛いんやろ?
「さや兄…」
昔、朱里が彼氏に降られたとき
ピスタチオずっと食べながら
涙がかれるまでずっと話聞いて
励ましてくれたさや兄
でも朱里はそんなことできひん
優しい言葉なんかかけられへん
でも、できることは
「さや兄…朱里がおるから」
「朱里…あ、雨や」
「ホンマや…」
「ついてへんな」
「大丈夫傘あるから
ほら、さや兄行こ」
「…そーやな」
夕立に降られたって
小さな傘しかなくたって
何とかなるよ
朱里がおるから
肩寄せあって
濡れながら行こう
「悪いな家まで来させて」
「ええよええよ
泊まっていくなぁ?」
「おばさんに連絡入れときや?」
さや兄はソファーに座って
雑誌を開いた
でも読めてへんくて
ボーっとしてる
「さや兄詰めて」
「ん?ええけど、どうしたん?」
「ええから」
「おぅ」
さや兄の隣に座る
何か言うわけちゃう
ただ隣におるだけ
さや兄は何となく分かってくれたんか
「ありがとう」って言うた
悲しみの雨は順番に
誰かの上から降り始める
でもいつか心配した人が迎えに来て
一人じゃなくなって
いつかは晴れる
晴れの日ばっかりちゃう
雨の日やってある
そーやってさや兄は
朱里を励ましてくれた
だから今度は朱里が
さや兄を迎えに来た
雨に打たれるさや兄を
朱里にできることは
朝まで付き合うこと
眠れない夜隣にいること
さや兄の
貴方の
心の端のソファーにいること
近くの公園のジャングルジムに
人が座ってた
何となく気になって見たら
さや兄やった
急いでジャングルジムまで駆けて
登った
久しぶりに登るなぁとか思いながら
さや兄の隣に座った
貴方の瞳の伏せ方で
この胸に風が吹くように
何かあったんやって
伝わってくる
さや兄は
幼なじみのお兄ちゃん
朱里の5つ上
つまり21歳
いつも優しくてカッコ良くて
強くて
朱里の大好きな人
「何かあったん?」
「おぉ朱里か」
「みるきーさん?」
「ん?…まぁな」
みるきーさんは
さや兄の彼女さん
前に1回あったけど
綺麗で可愛くて
なんかふわふわしてるけど
優しそうな人
「…喧嘩してん
情けないけど
泣かしてもーてな
ずっと笑顔にするって
決めててんけどな」
「それだけさや兄と
おる時間多いってことやんか」
「そーやな…」
「さや兄…」
「大丈夫やから
朱里は?学校終わり?」
「うん」
「テストもうすぐやろ?」
「そうやで」
「また泣きついてくるんかぁ?」
「泣きついてへんしっ」
「ハハハッ」
さや兄は笑ってるつもりやろうけど
笑えてへんで
みるきーさんのこと大好きやもん
それだけ辛いんやろ?
「さや兄…」
昔、朱里が彼氏に降られたとき
ピスタチオずっと食べながら
涙がかれるまでずっと話聞いて
励ましてくれたさや兄
でも朱里はそんなことできひん
優しい言葉なんかかけられへん
でも、できることは
「さや兄…朱里がおるから」
「朱里…あ、雨や」
「ホンマや…」
「ついてへんな」
「大丈夫傘あるから
ほら、さや兄行こ」
「…そーやな」
夕立に降られたって
小さな傘しかなくたって
何とかなるよ
朱里がおるから
肩寄せあって
濡れながら行こう
「悪いな家まで来させて」
「ええよええよ
泊まっていくなぁ?」
「おばさんに連絡入れときや?」
さや兄はソファーに座って
雑誌を開いた
でも読めてへんくて
ボーっとしてる
「さや兄詰めて」
「ん?ええけど、どうしたん?」
「ええから」
「おぅ」
さや兄の隣に座る
何か言うわけちゃう
ただ隣におるだけ
さや兄は何となく分かってくれたんか
「ありがとう」って言うた
悲しみの雨は順番に
誰かの上から降り始める
でもいつか心配した人が迎えに来て
一人じゃなくなって
いつかは晴れる
晴れの日ばっかりちゃう
雨の日やってある
そーやってさや兄は
朱里を励ましてくれた
だから今度は朱里が
さや兄を迎えに来た
雨に打たれるさや兄を
朱里にできることは
朝まで付き合うこと
眠れない夜隣にいること
さや兄の
貴方の
心の端のソファーにいること