長編もーいっこ
某映画のオマージュ笑







小さい頃の記憶
光が苦手な私は
いつもフードを被っていた

そのせいでイジメられた
けどそんな私に手を差し伸べてくれた
人がいた

「光…苦手?」

「…うん」

「そっか…じゃあ僕が
君の影になる
だから笑って」

そういって笑う彼
その笑顔がまるで太陽みたいに
眩しかった…


光が苦手な私
その理由は
私が…








ヴァンパイア…だから

父と母はヴァンパイアやった
そこに生まれた私
小さい頃から人間界で済んでいた
理性のコントロールができない頃は
外に出るのを禁じられた
じゃないと血を吸いたい欲求に
駆られて仕方なかったから
コントロールができるようになった頃
私は小学校に入った
そこで出会った彼やった
名前とか全然覚えてない
でも…彼の匂いは覚えてる
それを頼りに私は
生きているんや…



「行ってきますー」

「あー行ってらっしゃい」

この人は私のお姉ちゃんの
旦那さん名前はまーちゅん

「ミユ待ってお弁当
それと、これ…」

「あ…」

お姉ちゃんのリナがくれたもの
もし、欲求が抑えられんかった時の
予備の血液

「頑張ってね」

「うん」

私は現在
人間で言う17歳

「行ってくるよママ、パパ」

ママとパパは少し前に死んだ
理由は人間に姿がバレて
胸にナイフを刺されたから
わたし達の身も危なかったけど
ママとパパが最後の力振り絞って
人間の記憶を消した
ヴァンパイアには記憶を消す力を持つ
だからだった


「今日は曇りか…気持ちいいなぁ」

学校につくと
自分の席について
本を読む
そうすれば誰も私に近づかないから
でも…それでも

(渡辺さんちょっといい?)

「…なに?」

(あの、その…俺と付き合っ…)

「興味ないんで」

私は恋ができない
したって意味がない
私は死なない
それに一緒にいて
理性を抑えれるわけない
だからできない
それにしたいと思わない
あの子…以外は

(光が怖いときこれ
持っててよ)
(なにこれ?)
(ギターのピック
これは僕の宝やから
きっと守ってくれるよ)
(守ってくれる…)

首からかかったピックのネックレス
これをにぎると勇気が出る
私を守ってくれるんや