「よし柊いくでー!」

「はーい!」

「彩さんっ」

「ん?」

「荷物はまとめました
今日迎えにいらした時に
そのまま帰ります」

「あ、うんそっか」

「…しゃーか」

「ん、よし行こーっ」





(彩さん久しぶり飲みに行きましょうよ)
(そーですよ)
(家来ませんか?)

「ごめんなー用事あるねん」

「よー彩
彼女でもできたんか?」

「そんなんちゃうわ」

「姪っ子預かってるとか言うてたっけ」

「あーそうやで」

「そーかそーか
まぁ確かに子供おったら
彼女とか無理やろーな」

「うん、まぁ」

「でもねーちゃん帰ってくるまでやろ」

「おぉ」

「帰ってきたら
めっちゃ連れ込めるなぁ」

「…そんな気にならへん」

「ふーん、やっぱり」

「は?」

「お前最近やっぱり
おかしいって
好きな奴できたんやろ?」

「そんなんちゃうって」

「まぁ否定するのはええけど
諦めんなよ?
姪っ子の教育にも悪いし」

「うるせーよ」

「あー怖
じゃーな」

同期のやつからの言葉
好きな奴って
まぁそうやけどさ
でも向こうはちゃうやん?
柊の先生やから助けてくれるんやし
責任感強いからやろ?
可能性ないやん…



「柊~おかえり」

「ただいまー!」

「お疲れ様です彩さん」

「うん
あ、じゃあ行こっか」

「はい」

美優紀ちゃんの下まで来た

「じゃあここで
ありがとうございました
ずっと泊めさせして頂いて」

「ええよ
解決したしよかった」

「はい、彩さんの
おかげです」

「そんなんちゃうって」

「…じゃあおやすみなさい」

「うん」

美優紀ちゃんがマンションに
入ってくのを見て
車を出そうとした

「しゃーか」

「ん?」

「頭痛い?」

「え」

「お腹いたい?」

「痛くないでなんで」

「しゃーか痛そうよ」

「…痛そう
うん、そうかもな
でもな仕方ないねん」

「しゃーかの嘘つき」

「なんでやねん」

「まーちゅんたちの歌と違う」

柊はボックスからCDを
取り出した
それは俺が作った曲

「僕は無理をする
妥協はしない
冷ややかな目で見られたって」

「柊ちゃんこの歌好き
ママも好き
先生も好き」

「意味わかってるんか…ホンマに」

「好きなら好きって言うんやで
しゃーか、柊ちゃんは
しゃーか好き」

「…はぁ、情けないなぁ
ふぅ、俺も好きや柊
なぁ元気ちょうだい
俺、美優紀先生のとこ行ってこれる
かな」

「走ればいける」

「そのとーりや
まっとってな柊!」






「先生!」

「…彩さん?」

「ハァハァ帰んなよ」

「え?」

「行かんとってくれ」

「どうしたんですか一体…」

「…すぅ
俺は、美優紀先生が
好きや!!!」