「美優紀ちゃんお待たせ」

「あ、はい」

「ん?どした?」

「いや…なんか
変な感じやなぁーって」

「そうかー?」

「そうですっ」

「ハハハッ」

「あ、お疲れ様です」

「んー…あ、そうや
これ」

「チケット?あ、これっ!」

「前に好きって言うてたからさ
今度ライブするから来てあげて」

「やったやった!」

「そんなに喜んでもらえると
用意したかいあったなぁ…」

「はいっ、ありがとうございます!」

「そろそろ敬語やめへん?」

「あ、でも敬語慣れちゃったし…」

「タメになれてくださーい」

「はーい…」

「よし、ついた」

「あ、」

「ちょっと待って!」

「え?」

「一応俺が降りてからな?」

「あ…はい」

彩さんは
先に降りて周りを確認して
開けてくれた
ホンマに優しい人やな…

「郵便なんか入ってる?」

「ほとんどセールス…あ」

「ん?」

「あ…あ…」

「これ…」

郵便の中に
見覚えのある封筒
彩さんが開けると
中から大量の写真
柊ちゃんといる写真
彩さんの車に載ってる写真

「やっぱりバレた…」

「美優紀ちゃん」

「あの、やっぱり
私ここにはいられない
これ以上私…」

ギュッ…

「彩…さん?」

「落ち着いて?
大丈夫やから
俺がおるから
大丈夫…」

「彩さん…」

「頼むから俺の傍にいてくれ…」

「…はい」





「大丈夫やで」

「はい」

「敬語ー!」

「あ、えっと…うん」

「よしっご飯にしよ」

彩さんは満足そうに笑って
キッチンに行った

ブーブーブー
「もしもし?」

「あ、みるきー先生?」

「あ、菜々さんどうしたんですか?」

「愛菜から色々聞いて心配で」

「あ、柊ちゃんならちゃんと
愛菜さんが…」

「違う柊のことじゃなくて
みるきー先生のこと」

「私…ですか?」

「みるきー先生はなんも考えずに
彩の所おったらええ」

「菜々さん…」

「彩はちゃんと守るから
安心してついて行って?」

「…はい、ありがとうございます
あ、菜々さんは?大丈夫なんですか?」

「え?あぁ…うん
多分近々帰れる…よ」

「ホンマですか!
柊ちゃん喜びます!」

「そうやと嬉しいな…
あ、じゃあ仕事あるからまたね?」

「はいっ!」



「姉ちゃん?」

「はいっ」

「敬語ぉー」

「あ、うん!
あの、彩さん
菜々さんが近々帰ってくるって」

「そっか!柊喜ぶわ」

「うん!」

「それより…ご飯食べよ?」

「あ、おいしそー」

「おぅ早く」

「いただきまーす」

「ハハハッ」

楽しそうに笑う彩さん
その顔を見て
心臓が早く動く
そうだやっぱり私は
彩さんが…





好きや