今日はおらへん…
いつも待ってる彼がおらんかった
やっぱり飽きたんか

(今日部室掃除誰やっけー)
(彩ちゃうん?あ、でも休みか)
(そーやった)

休み…?
昨日のが原因か
当たり前や
あんな土砂降りの中で
何時間もホンマにアホや

「お見舞いくらい行けばー?」

「めんどくさい」

「とか言ってめっちゃ心配そうな顔してるで」

「そんなわけないわ」

「朱里の目に狂いはないのですー」

「意味わからん」

「いいから行きって
元はみるきーが行かへんかったのが
悪いんやし」

「まぁ…」


仕方なく
コンビニで適当にお菓子買って
山本くんの家に来た

「あら、お客さん
彩かな?」

「えぇ…」

「もしかして美優紀さん?」

「え?あ、はい」

「あぁやっぱり
いつもうちのアホがすいませんね」

「いえ…」

「昨日も言うたんですけどね
ホンマ雨の中で何してるんやろうね」

「いや、それは」

「アホやけど必死な子やねん
許したってな?
あ、彩部屋で寝てるから
私、今からパートでじゃあね」

優しそうなお母さん
うちの親
友達来たら追い返したなぁ

家に上がって
山本くんの部屋に入る
シンプルな部屋
結構片付いてて
ベットの上にはおでこに
タオル置いてる山本くん
頬が少し赤くて
何か可愛い…

「ん…ん?え?え?えぇぇぇぇ!?」

「うるさい」

「え!?なんで先輩!?」

「まぁお見舞い
お菓子あげるから」

「ありがとうございます…」

「私のせいやし
お見舞いくらいは…」

「先輩は悪くないですよ
俺が必死やから
ま、こういうとこですよね
俺のアカンとこ…」

「ま、そうやな」

「ハハハッバッサリですね…」

「けどそれが山本くんの
いいところなんちゃう?
何事にも一生懸命で
それならそのままでええと思う」

「先輩…やば」

「え?」

「俺、嬉しすぎて…やばい///」

「…」

「風邪ひいて良かったかも」

「何言うてんの」

「だって先輩来てくれたし
それだけですげー幸せ」

「簡単な幸せやな」

「でもホンマですよゴホッゴホッ」

「早く治しや?
部活の子とか待ってるで」

「先輩は待ってくれますか?」

「別に?」

「ですよねー」

「でも…早く治さへんと
デートしたらへんで」

「えっ!?今…」

「しゃーないやん
風邪ひかせるまで待たしたんやし
買い物ついてきてもらうだけでええなら」

「いいです!それで!
やったぁ…ゴホッゴホッ」

「もぉ…何して…」

「…幸せやぁ///」

「っ///
帰るっ!
うつされたら困るし」

「え、あぁそうですね
ありがとうございました
やっぱり俺
先輩のこと諦めれないです」

「…あっそ」

「はいっ!」

なんなんよ
なんなん、なんでこんな
顔熱いんよ…