今日はアイツとのデート
デートとかちゃんとしたことないし
何したらええか分からへんけど
一応仲直りってことやし
ちゃんとしたらへんとやんな
(ただでさえ我慢さしてるんやから)
まぁ…そうやんな
俺が女でも俺みたいなやつと
付き合いたくなんかないわ

今までなら待ち合わせ丁度に
着くようにするけど
今日は少し前に着いて
アイツを待とうとした…んやけど

「あ、彩おはよ」

「…よ
お前いつきたん?」

「10分前くらいかな
昨日楽しみで寝れへんくて…」

「ガキかお前は」

「ヘヘヘッ…」

アホみたいやなぁとか
思うけど
俺も正直昨日寝るのは遅かった
別に楽しみとかちゃうからな!
ただ、その寝付きが悪かっただけや

「じゃ行くで」

「うんっ」





「あー!彩歩くの早すぎるし!
それに今日のみるきーの服褒めるとか
ないわけ!?」
「ちょ、朱里声おっきいからっ」
「だってぇ…」

せっかくの休み
久しぶりに朱里とデートやと
思ったけど
彩とみるきーのデートの監視
することに…
こんなこそこそせなアカンとか…
てか、変に目立つぜおい
現に何人か朱里のこと気づいて
カメラ向けてるし

「もぉ彩しっかりしてやぁ…」
「いや、朱里さんアナタもですよ」
「ん?あ…バレてる…?」

(あの、アカリンさん握手して!)
(写真撮ってください)
(恵くんと付き合ってるんですか)
(恵くんサインっ!)

「あ、あ…んーっと
デート中なんで…さよならぁー!」








「なんか乗る?
ジェットコースターとか」

「おぉ」

「じゃ並ぼっか」

彩はつまらなそうに
列に並ぶ
並んでる人達は
彩の方を見てキャーキャー言うてる
そうやんな彩カッコイイし…
今の私どうやって見えてるんやろ
そういうの考えながら
列に並んでた

「はぁ…楽しかったなぁ」

「おぅ…」

「お、お腹すかへん?
ご飯行こっか」

「そーやな」

ご飯を食べてる時も
特に会話なくて
これがデートなんかよく分からん
彩は楽しくないんかなぁ
そればかり頭に浮かぶ
それと同時に何でそんな顔するんとか
思っちゃう
いっつも彩のこと疑っちゃうねん

そのあと適当に
お土産見て
またお互い静かになった
でもこのままは嫌や
せっかくのデートやもん

「な、なぁ彩
あれ乗ろっ!
観覧車
そんなに並んでへんし」

「…しょーもない」

「っ…」

「あ、いや…その
他の何か…」

「じゃあ何?
彩は何したいんよ
そんなに私といるのつまんない?
私ばっかやん…
なんで?なんで私ばっかりなんよ
彩かシャイなんは分かるけど
でも伝えてくれへんと
分からんこともあるやん!」

「それは…」

「もういい!一人で乗ってくる!」

「いや、ちょっと!!
あーーー…」