お風呂から上がってからは
渡辺の機嫌は治ってた

「いっち、に、さん…」

「何してんねん」

「ストレッチ」

「へぇー…」

結構女子なことするんやな
てか、コイツこんな顔やっけ?
化粧いつもしてるんか?
なんか幼い…

ブーブーブー
From上西

彩、みるきーの家に泊まってる
らしいやん!
お前なんかしたん?
さっき朱里がみるきーと
電話してるとき
泣き声聞こえてんけど



泣き声
コイツが?
気になって上西に電話をかけた


「上西、メールどういう…」

「彩!」

「朱里!?」

「アンタって
女の子傷つけてどうしたいんよ!」

「はぁ?」

「みるきーに言うたんやろ」

「…あ、あれは
その、言葉間違えたっていうか」

「それが傷つけて
ええわけちゃうやろ
アンタただでさえ
口悪いんやから
その分好きって言わへんと
傷つけるだけやで!」

「そんなこと…」

「元にちょっと前まで
そーやったやろ!
恵も言うてたやろ?
失ってからじゃ遅いって!
ええ加減気づけ」

「なんて言うてええか分からん」

「今日のことは
おいおい誤解といていき
今はみるきー安心さしたり?
あの子我慢してるの分かるやろ
好きな人から犬って言われても
笑うんやから」

「…」

「じゃ!なんとかし!」

なんとかって…
俺何したらええねん…



「渡辺」

「ん?」

「今日、どこで寝ればええん」

「あー私のベット使って」

「お前は?」

「ソファーで寝る」

「…」

「じゃ、おやす…うわっ!!」

渡辺を引き留めようと
腕を引っ張ったら
力余って
ベットに投げてもうた

「痛いっ…何すんのー」

「あ、えっと…」

「どうしたん?」

「そのお前で
その、変なこと
考えてない訳じゃないって言うか
その、だから…」

「プッ」

「お前っ!!」

「朱里さんに言われたんやろ?
無理してバカみたいー!」

「お前なぁ!」

「けど嬉しい…」

「え…」

「さっき言われたとき
私、魅力ないって思ったから
ただ彩は私のご飯好きになっただけ
なんかなって思っちゃって…
実際そうなんやろうけど…」

「ッチ…アホか
そんなんで付き合うわけないやろ」

「…ごめん」

「ちゃんと…その
お前を見て俺は…
あー!もぉええわ
寝るっ!
横詰めろ!」

「え、ちょっと
一緒に寝るん!?」

「別に何もせん
おやすみ」

「…え、うん」

「…」

「彩」

「あ?」

「腕…貸して欲しい」

「腕?」

「なに?…ほれ」

「フフフッよいしょ」

「っ///」

ギューッ

「ちょっ!」

「おやすみー」

「…おいおい
寝れるんか今日…」