「しゃーか!ママの電話!」

「お!そーやな」


「もしもしママー!」

「あー柊ちゃん今日も可愛い!」

「ママも可愛いー」

「ヘヘヘッ」

「親バカやねー」

「彩、親はみんな
親バカやねん」

「へーで?そっちはどーやねん」

「もー大変やで
何話してるか分からへんし
すぐ怒られるし」

「大変やなぁ」

「でも柊ちゃん見たら
元気でたぁー!」

「うん!ママ頑張って」

「ありがとー!」



「柊~そろそろ…」

「スースー…」

「あれま寝てらぁ
ったくこんなとこで
よっ…」

柊を抱えて
ベットに寝かす
可愛い顔してる

「ふー…俺も
アカン、仕事せーへんと」

隣で寝たかったけど
しゃーないな

「この曲は
こっちにアレンジつけて
でもここは…」

「ふぇーーーん」

「柊!?」

ドンドンッ!!

「柊!どうした」

「ママぁー!ママおらへんっ!!
ママどこー」

「あ、…柊
大丈夫や!ここにおる
ほら、大丈夫」

「ッグッグ…ま、まぁ…スースー」

「やっぱり辛いんかな」

「スースー」

「ごめんな柊…」





「柊~用意できたかぁ?」

「できた!どー?」

「完璧、今日も可愛いで!」

「当たり前やで!
あ!ママや!」

「え?」

テレビを見るとニュースで
姉ちゃんが映ってた
頑張ってるみたいやな

「柊、ママ頑張って…」

柊の方を見ると
真剣な顔で画面の姉ちゃんを
見つめてる

「…柊!ほれ!高い高いやぁー!」

「うわぁっ!しゃーか!
高いっ!」

「よっしゃ!行くでー」



「よろしくお願いします」

「はい」

「じゃ…」

「あの、山本さん」

「はい」

「顔色悪いですけど
大丈夫ですか?」

「え?あー昨日あんま寝てなくて」

「やっぱり大変でしょ」

「えぇまぁ
けど柊預かるって決めた以上
辛い思いさしたくないし
大丈夫ですよ
仕事柄徹夜とか慣れてるんで」

「音楽関係のお仕事でしたよね」

「あ、そうです」

「すごいですよね」

「そーですかね?
俺は先生の方がすごいと思いますけどね
毎日毎日
すげー尊敬します」

「あ、ありがとうございます///」

「じゃあ」


(山本さんこれいけますか?)
(ハンコ押してください)
(これの確認おねがいします!)

「これはもう少し違うアプローチ
これはOKまた回しとくわ
この企画…んーええな
もう少しまとめて提出して

…ふぅ」

(山本さん大丈夫ですか?
体調悪そうですけど)

「大丈夫やってー」

どーしたら効率よく
上手くいくんかなぁ
難しいもんやで

「お疲れ!
やっべ!!!!
急がへんと」




「すいません
遅れました!」

「いえ大丈夫ですか?」

「大丈夫です!
ほら、柊!帰っ…」

フラッ

「山本さんっ!大丈夫ですか!?」

「え?あぁー大丈夫大丈夫
すいません、ほら柊」

「送ります」

「へ?」

「だって山本さん
危なっかしいし
柊ちゃんに何かあっても困るから」

「いや、でもええから」

「いいから!
ちょっと待っててください!」

「…はい」