「あららー
彩不機嫌やなぁ」

「そんなことないわ」

「でも今
何本のシャーペン折った?」

「…うるさい」

「早くさぁ
強引でもええから
みるきーと話せばええのになぁ」

「別に、アイツが避けたんやし」

「へぇーあ、みるきーや」

「えっ!…ッチお前」

「ハハハやっぱり気になってるやん」

「違うわ」

「ホンマにそろそろ
素直になろうや」

「…」

「言うたやろ?
失った後に気づいても
遅いって
あ、そうや
みるきー彩と付き合ってる噂
流れてたけど
別れた噂今流れてるから
みるきーめっちゃ告られてるで」

「は?なんでアイツが」

「そりゃ可愛いし優しいし
運動神経もええやん」

「…」

「ま、誰かと付き合ったら
彩も手出されへんなぁ
あーあどんまい
じゃーな」

「何やねん…」


家に帰って
冷蔵庫をあける
何にもなくなった
熱が出たとき
アイツが作りおいてくれたやつ
全部食べたもんなぁ

「飯どうしよ」

まぁコンビニで買えばええよな
そう思ってコンビニまで行って
お弁当を買う
部屋に戻ってレンジで
温めて座って食う

「まず…」

こんなにまずかったっけ?
もっと美味しかったはずやのに
なんでやねん…

「アイツの飯食べたいなぁ」

何か食べたくなくて
ベットで寝転ぶ

携帯を開くと
メールが一件
渡辺か?
少し淡い期待を持ったが
すぐに崩された

From母
意地張ってないで
帰ってきなさい
貴方は一人じゃ無理だから


携帯を投げそうになった
誰のせいでこうなったか
わかってんのか
ふざけんな…
だから、嫌いやねん

「もーええわ
何でもええ」

チラッと時計を見たら
0時
今日でお試し最後
って…もー終わったもんやけどな
はぁ、寝よ










「彩おは…彩?
顔色めっちゃ悪いけど」

「大丈夫や…」

「ホンマかぁ?」

「おぉ…」

昨日の夜からなんも
食べてへんくて
気持ち悪い
けど、生徒会の仕事もあるから
働かへんとアカンし…


廊下を歩いてたら
渡辺が歩いてた
その瞬間なんか安心してしまった
意識がはっきりしてへんからかな
すごく愛しく感じる
あれ?クラクラする

「おいっ!彩大丈夫か!」

体が浮いてる
上西がおぶってくれてるんか






「はっ…あれ?俺…」

(山本くん目覚ました?)

「俺…」

(貧血かな?
上西くんが運んでくれてんで)

「あぁ…」

(そーいや
1年生の渡辺さん?も
さっきまで隣おったけど)

「えっ!?」

(なになに?彼女?)

「、違います」

(そーなん?
けどすごい心配そうに見てたけど?)

「…」

(…何があったか知らんけど
後悔してからは遅いねんで?
後悔するのわかってるなら
今のうちに動きや?)

「…怖いんです俺」

(皆怖いと思うで)

「…ですよね」