作者の昔の恋愛話を
さやみるで
美優紀♂で!







私には3歳上の兄と
8歳下の弟がいる
小さい頃から
兄の影響で
サッカー、空手、ソフトボール
色々としてたから
男っぽい性格になった

男よりどちらかといえば
女子にモテた
顔がええわけちゃうし
スタイルがええわけでもない
でも泣いてる子とか
悲しそうな子を見ると
ほっとけない性格と
人の笑顔が好きやから
笑かすために色々したから
モテたと思う



(山本っサッカーするけど
やるかー?)

「おぉ!いいね!やるやる」

「ちょっと彩ぁ
また男子と遊ぶん?」

「だってサッカー楽しいし」

「もぉー怪我すんで?」

「大丈夫大丈夫
怪我しても可愛い~山田が
手当してくれるやろ?」

「は、はぁ?///」

「山田髪切ったやろ似合ってんで」

(山本ー!)

「ほいよー
んじゃっ」


(彩おはっ)
(彩~学校終わったら遊ぼや)
(これこの前のプリ~)

自慢ちゃうけど
同じ学年の女子とは皆
顔見知りやったし
仲もよかった
可愛い子見るの好きやし
けどどこかで

(1ヶ月おめー)
(ありがとー)

こういうやりとりも
羨ましかったり…
誰かと付き合うとかどんなんなんやろ




「なぁ」

(ん?)

「私と付き合える?」

(は、はぁ!?
なんなん?なんの冗談?)

「へ?あーなんとなく?
気になっただけ?」

(んー?まぁ友達としては
最高やけど?恋人ってなるとなぁ)

「ふーんそっか
まぁええや」

(なんなん?好きなやつでも
おるわけ?)

「は、はぁ!?」

(あ、わかった!
優紀やろ!仲ええもんな)

「そ、そんなんちゃう」

(ふーんまぁええけど
どっちにしろ
高校離れるんやし
気持ちあるなら伝えとけば?)

「…おぅ」

渡辺優紀
隣の隣のクラスの男子
委員が一緒で
喋りかけてくれて
仲良くなった
男やけど女みたいに白くて
細くて
カッコイイより
綺麗って感じやった
でも陸上してる姿はカッコ良くて
そのギャップも凄かった

「お、彩~」

「なんや優紀」

「宿題見して!」

「嫌」

「ええやんか
頭いいんやから
よっ、クラス1位」

「学年1位ですー」

「うわ、ナルシ」

「イケメンやからしゃーない」

「確かに男子よりモテるもんな
バレンタインのときとか
半泣きしてたもんなぁ」

「うっさい///」

「あんときはウケたわぁ
甘いもん苦手やのに~って
泣きながら俺のとこ来てさ」

「忘れろ」

「嫌ですー」

「性格悪いな自分
モテへんで」

「大丈夫
女の子には困ってないんで」

ホンマなのが腹立つ
誰とでも仲良くするし
優しいから
女子からの人気が高いコイツ

「てか、彩
難波高受かったんやろー?」

「んー?まぁ」

「もっと上行けたのになんでー?」

「そこがいいって思ったから?」

「でも上行った方がよくない?
周りの印象とか」

「自分の好きな道行きたいだけやから」

「ホンマ彩って男みたい」

「よー言われる
言われ慣れてる
自分でも産まれる性別まちがえたと
思うわ」

「けど男子に産まれたら女子の
敵やろうなぁ
誰にでも可愛いとか好きとかいうから」

「かもな…」

「…高校行ったらさ
言われる側になりや?」

「はぁ?」

「ホンマはもっと女の子で
おりたいんちゃうん?」

「…」

「彩、黙ってれば可愛いんちゃう?」

「っ///なんやねん
黙ってたらって」

「そのままの意味ですけど?
まぁせいぜい頑張りたまえ」

「…な、なぁ!優紀」

「ん?」

二人の教室
きっとこれが最後のチャンス
言うんや…言わへんと
アカンねんや…
自分の気持ちを…言わへんと

「あんな…」

「うん」

言わへんと!

「山田に告らへんの?」

「え…?」

「っ…ほ、ほら!
優紀山田のこと好きやろー
アイツええやつやし
私の親友やし!
可愛いし
ええ体もしてまっせー」

「ふはっ…また
男みたいになってる
てか…気づいてたんや///」

「う、うんまぁな
私になんかいう前に
自分が言ったらどうですかー?
ヘタレやなぁ」

「うっせ…
分からへんやん…」

「大丈夫…優紀なら」

「…さんきゅ
菜々ちゃんどこおる?」

「音楽室
楽器の手入れしてるんちゃう?
ほら、行っておいでーや」

「さんきゅっ!!」


「あーあ
何してるんやろ…
ホンマにアホみたい
自分が一番ヘタレやなぁ
けど…幸せになって
さよなら
私の好きな人…」




懐かしい!
ちなみに
その子たちは付き合って
今でも続いております
恋愛って上手くいかないことも
ありますよねー