｢渡辺このプリント｣
｢…もうできてる｣
｢おぉ…｣
｢じゃあ私帰るから｣
｢…じゃあな｣
｢うん｣
何か最近前より
関わらなくなったというか
避けられてるんか？
｢さーやーか｣
｢なんやねん｣
｢みるきーええん？｣
｢ええって何が｣
｢あの子危ないかもよ｣
｢危ないって｣
｢同い年の男子に言い寄られてる
あの子のこと恵に調べでもらったけど
ええことなんも聞かへん｣
｢…何やアイツ
結局他に男作って…｣
｢違う
みるきーはアンタと付き合ってる
まぁお試しやけど
だから断ってる
けど、お試し終わったあとどうなるかは
分からへん｣
｢そんなん俺の知ったこっちゃ…｣
｢資料逆さやで？｣
｢っ…｣
｢ええやん
行くなって言えば｣
｢アホらし
俺帰るわ｣
｢もぉ！素直になれ
アホ彩ぁー！！！｣
｢あーうるせ奴やなぁ
…あ｣
｢ちょっと…あの
私帰りたいんやけど｣
（ええやん
ほら、行こうや）
アイツ…あれか
朱里が言うてた奴
｢ちょっと離してっ｣
（ええやん！アイツとは
実質付き合ってないんやろ？
お試しってなんなんよ
美優紀ちゃんのこと
弄んでるねん
俺は本気や本気で好きやから
…な？）
｢…いたいっ！｣
本気で好きなら
あんなに引っ張ったるなよ
痛がってるやん…
（美優紀ちゃんは
アイツに騙されてるねん
あんなやつのどこがいいん？
前に見たで？
美優紀ちゃんのこと
人として扱ってへん
皆の前でええ格好して
どこがええねん）
まぁ確かにどこがええねん俺の
言われてみたらそうやなぁ
｢謝って｣
（は？）
｢彩は確かに
ひどい事いうし
私のこと彼女とは見てくれへん
でも、ホンマは誰よりも優しくて
人の事考えてるねん
表面しか見れへんアンタに
彩のこと…悪く言うのは許さへん！｣
（なんやねん…
めんどくさいやつ
人が優しくしてたら
付け上がりやがって…
こうなったら…体に教えこんだるわ）
｢ちょ、ちょっと！｣
…あのアホっ
余計なことを
あーーー！めんどくさいやつ
俺は近くにあった
空き缶を男に投げつけて
渡辺の手を引っ張って
走った
｢ﾊｧﾊｧ…お前をアホか｣
｢…聞いてたん？｣
｢聞こえたんや｣
｢そっか…また助けられたな｣
｢ホンマに手のかかるやつ｣
｢ごめんな…ﾊﾊﾊｯ｣
…ﾄﾞｷｯ
｢…他のやつに尻尾ふんなや｣
｢え？///｣
｢あ、いや…その///｣
｢嫉妬…？｣
｢はぁ！？んな訳あるか！
付け上がんな！｣
｢やんなぁ…｣
｢…ま、まぁ
その、ほらペット取られたら
誰やっていい気せぇへんやろ？｣
｢え…///｣
｢はい、終わり｣
｢え、ちょっと待ってや｣
｢ほら、早く来い｣
｢ちょっとー！！｣
｢…もうできてる｣
｢おぉ…｣
｢じゃあ私帰るから｣
｢…じゃあな｣
｢うん｣
何か最近前より
関わらなくなったというか
避けられてるんか？
｢さーやーか｣
｢なんやねん｣
｢みるきーええん？｣
｢ええって何が｣
｢あの子危ないかもよ｣
｢危ないって｣
｢同い年の男子に言い寄られてる
あの子のこと恵に調べでもらったけど
ええことなんも聞かへん｣
｢…何やアイツ
結局他に男作って…｣
｢違う
みるきーはアンタと付き合ってる
まぁお試しやけど
だから断ってる
けど、お試し終わったあとどうなるかは
分からへん｣
｢そんなん俺の知ったこっちゃ…｣
｢資料逆さやで？｣
｢っ…｣
｢ええやん
行くなって言えば｣
｢アホらし
俺帰るわ｣
｢もぉ！素直になれ
アホ彩ぁー！！！｣
｢あーうるせ奴やなぁ
…あ｣
｢ちょっと…あの
私帰りたいんやけど｣
（ええやん
ほら、行こうや）
アイツ…あれか
朱里が言うてた奴
｢ちょっと離してっ｣
（ええやん！アイツとは
実質付き合ってないんやろ？
お試しってなんなんよ
美優紀ちゃんのこと
弄んでるねん
俺は本気や本気で好きやから
…な？）
｢…いたいっ！｣
本気で好きなら
あんなに引っ張ったるなよ
痛がってるやん…
（美優紀ちゃんは
アイツに騙されてるねん
あんなやつのどこがいいん？
前に見たで？
美優紀ちゃんのこと
人として扱ってへん
皆の前でええ格好して
どこがええねん）
まぁ確かにどこがええねん俺の
言われてみたらそうやなぁ
｢謝って｣
（は？）
｢彩は確かに
ひどい事いうし
私のこと彼女とは見てくれへん
でも、ホンマは誰よりも優しくて
人の事考えてるねん
表面しか見れへんアンタに
彩のこと…悪く言うのは許さへん！｣
（なんやねん…
めんどくさいやつ
人が優しくしてたら
付け上がりやがって…
こうなったら…体に教えこんだるわ）
｢ちょ、ちょっと！｣
…あのアホっ
余計なことを
あーーー！めんどくさいやつ
俺は近くにあった
空き缶を男に投げつけて
渡辺の手を引っ張って
走った
｢ﾊｧﾊｧ…お前をアホか｣
｢…聞いてたん？｣
｢聞こえたんや｣
｢そっか…また助けられたな｣
｢ホンマに手のかかるやつ｣
｢ごめんな…ﾊﾊﾊｯ｣
…ﾄﾞｷｯ
｢…他のやつに尻尾ふんなや｣
｢え？///｣
｢あ、いや…その///｣
｢嫉妬…？｣
｢はぁ！？んな訳あるか！
付け上がんな！｣
｢やんなぁ…｣
｢…ま、まぁ
その、ほらペット取られたら
誰やっていい気せぇへんやろ？｣
｢え…///｣
｢はい、終わり｣
｢え、ちょっと待ってや｣
｢ほら、早く来い｣
｢ちょっとー！！｣