あんな言い方せんでええやん
彩ちゃんはずっと一人で勝手に…
私頼ってくれても
彩ちゃんが遠い…こんなに好きなのに
かっこいい男なんていくらでもおる
優しい人やって
けど私は彩ちゃんしか好きにならん
なんでなんよ…
ガラガラ…
「え…
彩ちゃん?」
「…///」
彩ちゃんは
黙って入ってきて
私の前に座った
「…なによ」
「…私が奥な?」
「え?」
「美優紀に落とされるの
嫌やし」
「寝てくれるん?」
「…ほら、早く///」
「っ…うんっ!」
ギューーッ
「こ、こらっ
苦しいっ!」
「だって嬉しいんやもーん」
「…はぁ」
「久しぶりに一緒に寝れるー」
「あーもぅ
はよ寝ぇや」
「私寝てどっか行ったりせぇへん?」
「この状況じゃ行きたくても行かれん」
「フフフッ」
「何笑ってんねん」
「だって嬉しいから
やっぱり彩ちゃんの
匂いは安心するなぁ」
「なんやそれ」
「思ったこと言うたのー」
「そうかいそうかい」
「なんか眠くなってきた…」
「ええから早く寝ぇや」
「彩ちゃん…こっち向いてやぁ」
「はぁ…なに?」
「…好きやで彩ちゃん」
「っ///」
「また笑ってや…」
「美優紀…」
「私は…彩ちゃんと
ずっと…スゥースゥー」
「ホンマに子供か
話してる途中で寝るやなんて…」
眠ってる美優紀の顔は
よく知ってる美優紀の顔やった
小さい頃から
ずっと隣には美優紀がいた
怖い夢を見たから
ママに怒られたから
眠れないから
いろいろ理由をつけては
私の布団に入って
眠っていた
小さいとき私が寂しいって
思ったときはかならず
美優紀が現れて
私を寂しさから連れ出した
「美優紀…」
(好きやで…彩ちゃん)
ドキッ…
頭に響く美優紀の声
それが妙に甘くて
私の心臓は荒れ狂う
美優紀のことや
きっと深い意味はない…でも
あの顔でこんなセリフ言うなよ
あんな綺麗な顔で言われたら
私やって…
「さや…か、ちゃん…」
そう寝言で呟いた美優紀は
一筋の涙を流した
月の光に反射して光り輝いてる
昔からこいつの涙には弱かった
何も言えんくなった
「何の夢見てるねん…」
そう言って親指で
美優紀の頬を撫でた
「私やって好きやで…
傷つけてばっかでごめんやで?
けど…私にアンタは
もったいないねん」
そのままオデコに口づけた
少し美優紀が笑った気がした
なんか涙が出そうや…
美優紀の掛け布団をかけ直して
ベットから降りる
窓に足をかけて
タバコに火をつけた
「今日は満月やなぁ」
煙を吐くと
夜空に消えていく
「美優紀…
月が綺麗ですね
頭がいいお前なら
訳し方知ってるやろ…」
彩ちゃんはずっと一人で勝手に…
私頼ってくれても
彩ちゃんが遠い…こんなに好きなのに
かっこいい男なんていくらでもおる
優しい人やって
けど私は彩ちゃんしか好きにならん
なんでなんよ…
ガラガラ…
「え…
彩ちゃん?」
「…///」
彩ちゃんは
黙って入ってきて
私の前に座った
「…なによ」
「…私が奥な?」
「え?」
「美優紀に落とされるの
嫌やし」
「寝てくれるん?」
「…ほら、早く///」
「っ…うんっ!」
ギューーッ
「こ、こらっ
苦しいっ!」
「だって嬉しいんやもーん」
「…はぁ」
「久しぶりに一緒に寝れるー」
「あーもぅ
はよ寝ぇや」
「私寝てどっか行ったりせぇへん?」
「この状況じゃ行きたくても行かれん」
「フフフッ」
「何笑ってんねん」
「だって嬉しいから
やっぱり彩ちゃんの
匂いは安心するなぁ」
「なんやそれ」
「思ったこと言うたのー」
「そうかいそうかい」
「なんか眠くなってきた…」
「ええから早く寝ぇや」
「彩ちゃん…こっち向いてやぁ」
「はぁ…なに?」
「…好きやで彩ちゃん」
「っ///」
「また笑ってや…」
「美優紀…」
「私は…彩ちゃんと
ずっと…スゥースゥー」
「ホンマに子供か
話してる途中で寝るやなんて…」
眠ってる美優紀の顔は
よく知ってる美優紀の顔やった
小さい頃から
ずっと隣には美優紀がいた
怖い夢を見たから
ママに怒られたから
眠れないから
いろいろ理由をつけては
私の布団に入って
眠っていた
小さいとき私が寂しいって
思ったときはかならず
美優紀が現れて
私を寂しさから連れ出した
「美優紀…」
(好きやで…彩ちゃん)
ドキッ…
頭に響く美優紀の声
それが妙に甘くて
私の心臓は荒れ狂う
美優紀のことや
きっと深い意味はない…でも
あの顔でこんなセリフ言うなよ
あんな綺麗な顔で言われたら
私やって…
「さや…か、ちゃん…」
そう寝言で呟いた美優紀は
一筋の涙を流した
月の光に反射して光り輝いてる
昔からこいつの涙には弱かった
何も言えんくなった
「何の夢見てるねん…」
そう言って親指で
美優紀の頬を撫でた
「私やって好きやで…
傷つけてばっかでごめんやで?
けど…私にアンタは
もったいないねん」
そのままオデコに口づけた
少し美優紀が笑った気がした
なんか涙が出そうや…
美優紀の掛け布団をかけ直して
ベットから降りる
窓に足をかけて
タバコに火をつけた
「今日は満月やなぁ」
煙を吐くと
夜空に消えていく
「美優紀…
月が綺麗ですね
頭がいいお前なら
訳し方知ってるやろ…」