「こんなもんかなぁー」
部屋に寝転んで大の字になる
気持ちいいなぁ
窓の外を見ると
夏の終わりに
姿を変えていた
「短かったなぁ」
明日で
俺はここから
父さんの所に行く
初めて来たとき
ここは夏になったばかりで
熱くて
けど、夜縁側でスイカ食べたら
涼しくて
毎日のんびりしてて
遊んで笑って
楽しかったなぁ
携帯を広げる
待ち受けには美優紀
「可愛い…」
もし、美優紀に
行くなって言われたら
まぁそんなことないし
考えても無駄やな
「よー菜々」
「愛菜~」
菜々ちゃん
可愛いなぁ
愛菜もデレデレしてるし
前までこんなとこ
見たくなかったのになぁ
少し微笑んで
お酒のチェックをする
「それなにー?」
「クッキー
彩くんにあげよーって
明日でおらんくなるし」
え…?
「そーやな
寂しくなるよなぁ」
ガタンッ!!
「ん?…みるきー!!」
「お、おったん!?」
「どういうこと…彩が
おらんくなるって…」
「彩のお父さん
戦場で足怪我して
車椅子の生活になってん
それで彩が…」
「明日に?」
「うん」
「なんで言ってくれんかったん!」
「彩が言わんとってって…」
「…彩」
ドンッドンッドンッ!!
「な、なんやっ!?
はい!」
ガチャッ!!
ギュッ!!
「え!?ちょっと
美優紀!?」
「あほ、あほ!
あほ彩!」
「えぇ!?どうしてん」
「いなくなるんやろ?」
「あ、あぁ…」
「何も言わんつもりやったん!?
なんで…なんで何よ」
「言われへんかった
ごめん」
「アホ…」
「ごめん
ここでできた思い出は
ホンマに最高で俺の…」
「違う!
行かんとって…
彩が…彩のことが
好きやねん」
「え…」
「私な、彩のこと…」
「…ズルいな美優紀は
俺に好きって言ったら
行かんと思ったん?」
「彩?」
「美優紀が好きなのは
愛菜くん
分かりきったことやん」
「違う!気づいてん
彩は愛菜より!」
「いい加減にしてくれ!」
「え…」
「もう苦しめんとってくれ
やっと楽になるねん
好きになってくれへん
叶わへん恋から逃げれる
忘れれんねん
だからもうほっといてくれ」
「彩、違うホンマに私は」
「帰れ…」
「彩っ!」
「帰れよ!美優紀なんか
嫌いや…」
「っ…な、なんなん
私も嫌いやっ!
アホ!!!」
バタンッ!!
ドンッ!
「俺は…何してんねん…」
最後の最後に
好きな女泣かして
傷つけて…
でもこれで良かったんや
間違ってないんや
これでけじめがついた
忘れれるはずや
「難波には
可愛い女たくさんおる
彼女いっぱいつくったらー
あんな奴よりええやつなんか…」
(旦那さんになる人?)
(フフフッ)
(愛菜が好きやねん)
(彩はそれでいいん!)
(彩が好きやねん)
「…はぁ
さよなら…美優紀
大好きでした」
部屋に寝転んで大の字になる
気持ちいいなぁ
窓の外を見ると
夏の終わりに
姿を変えていた
「短かったなぁ」
明日で
俺はここから
父さんの所に行く
初めて来たとき
ここは夏になったばかりで
熱くて
けど、夜縁側でスイカ食べたら
涼しくて
毎日のんびりしてて
遊んで笑って
楽しかったなぁ
携帯を広げる
待ち受けには美優紀
「可愛い…」
もし、美優紀に
行くなって言われたら
まぁそんなことないし
考えても無駄やな
「よー菜々」
「愛菜~」
菜々ちゃん
可愛いなぁ
愛菜もデレデレしてるし
前までこんなとこ
見たくなかったのになぁ
少し微笑んで
お酒のチェックをする
「それなにー?」
「クッキー
彩くんにあげよーって
明日でおらんくなるし」
え…?
「そーやな
寂しくなるよなぁ」
ガタンッ!!
「ん?…みるきー!!」
「お、おったん!?」
「どういうこと…彩が
おらんくなるって…」
「彩のお父さん
戦場で足怪我して
車椅子の生活になってん
それで彩が…」
「明日に?」
「うん」
「なんで言ってくれんかったん!」
「彩が言わんとってって…」
「…彩」
ドンッドンッドンッ!!
「な、なんやっ!?
はい!」
ガチャッ!!
ギュッ!!
「え!?ちょっと
美優紀!?」
「あほ、あほ!
あほ彩!」
「えぇ!?どうしてん」
「いなくなるんやろ?」
「あ、あぁ…」
「何も言わんつもりやったん!?
なんで…なんで何よ」
「言われへんかった
ごめん」
「アホ…」
「ごめん
ここでできた思い出は
ホンマに最高で俺の…」
「違う!
行かんとって…
彩が…彩のことが
好きやねん」
「え…」
「私な、彩のこと…」
「…ズルいな美優紀は
俺に好きって言ったら
行かんと思ったん?」
「彩?」
「美優紀が好きなのは
愛菜くん
分かりきったことやん」
「違う!気づいてん
彩は愛菜より!」
「いい加減にしてくれ!」
「え…」
「もう苦しめんとってくれ
やっと楽になるねん
好きになってくれへん
叶わへん恋から逃げれる
忘れれんねん
だからもうほっといてくれ」
「彩、違うホンマに私は」
「帰れ…」
「彩っ!」
「帰れよ!美優紀なんか
嫌いや…」
「っ…な、なんなん
私も嫌いやっ!
アホ!!!」
バタンッ!!
ドンッ!
「俺は…何してんねん…」
最後の最後に
好きな女泣かして
傷つけて…
でもこれで良かったんや
間違ってないんや
これでけじめがついた
忘れれるはずや
「難波には
可愛い女たくさんおる
彼女いっぱいつくったらー
あんな奴よりええやつなんか…」
(旦那さんになる人?)
(フフフッ)
(愛菜が好きやねん)
(彩はそれでいいん!)
(彩が好きやねん)
「…はぁ
さよなら…美優紀
大好きでした」