ブーブーブー
「もしもし?」
「お、彩
久しぶりやな」
「父さん
国際電話なんか珍しいな」
「いや、今大阪や」
「え?帰ってきてんの?」
「おぉ
もうな戦地に行くのは辞めたんや」
「え!?…怪我したんか!!」
「勘づくの早いわ
足打たれてな
車椅子や」
「なんで早く言わへんねん…」
「ゴタゴタしててな
まぁ心配するな
これからは
各地回って講演会して
本も出す予定で…」
「金の心配ちゃうねんっ!!
体は…」
「…ふぅ
もう歩かれへん、それだけや」
「え…」
「最初からその覚悟
やったからなぁ
俺が戦場から出るのは
怪我した時か死ぬときかってな」
「っ…」
「ごめんな…彩
まぁそっちに行こうとも
思ったんやけど
砂利道やし
車椅子やと大変やからな
彩と春はそっちにおったらええ
あ、春は?元気か?
イジメられてへんか?笑ってるか」
「大丈夫、春には
ここがあってる」
「そうか…
体の弱いアイツをお前に
任せっきりで…」
「ええねんや…
俺、父さんの写真好きやから」
「…ありがと」
「俺もそっちに…」
「ええよええよ
だいぶ慣れてきたしな
まぁたまには帰ってきて欲しいけど
春も楽しそうなら
そっちにいてやってや
(山本さーんっ!)
はーい!!
悪い、今から打ち合わせや
また電話するな」
「ふぅ…車椅子か」
「お父さん怪我したん?」
「菜々さんっ!?」
「ごめん聞こえちゃって…
大丈夫なん?」
「えぇもう歩けないみたいで…」
「そっか…」
「大丈夫ですよ
父さん心折れてないから」
「心?」
「昔言ってたんです
心折れなかったら人間なんでもできる
だから大丈夫」
「フフフッ彩くんって
お父さん似やねんな」
「え?」
「強いところ」
「あぁ…」
「私、弱いから…
羨ましいよ」
「菜々さんが?」
「うん…
私なみるきーの気持ち…知ってんねん」
「…そうですか」
「最低やと思う
妹の気持ち…知ってんのにって
もっと強かったらさ
もっと…」
「菜々さんは愛菜くんのこと
好きですか?」
「え?」
「どれくらい」
「…わからへん
けど、好きやで」
「それでええんですよ
もし、菜々さんが
罪悪感感じて
遠慮なんかしたら
美優紀はもっと辛かった
いいんですよ
それで、好きな人が
自分の事好き
それでええんですよ」
「彩くん…」
「菜々さんは間違ってない」
「…ありがと
あーあ、愛菜おらんかったら
彩くん好きになってなぁ」
「でしょ?
俺めっちゃええ男やし」
「自分で言うかなぁ」
「いいますよー」
「フフフッあ、愛菜に
呼ばれてたんや
じゃあね」
「じゃあ」
「あ、」
「ん?」
「ありがとっ」
菜々さんは笑顔で
去っていった
「美優紀おらんかったら
惚れてましたよ…なんてな」
「もしもし?」
「お、彩
久しぶりやな」
「父さん
国際電話なんか珍しいな」
「いや、今大阪や」
「え?帰ってきてんの?」
「おぉ
もうな戦地に行くのは辞めたんや」
「え!?…怪我したんか!!」
「勘づくの早いわ
足打たれてな
車椅子や」
「なんで早く言わへんねん…」
「ゴタゴタしててな
まぁ心配するな
これからは
各地回って講演会して
本も出す予定で…」
「金の心配ちゃうねんっ!!
体は…」
「…ふぅ
もう歩かれへん、それだけや」
「え…」
「最初からその覚悟
やったからなぁ
俺が戦場から出るのは
怪我した時か死ぬときかってな」
「っ…」
「ごめんな…彩
まぁそっちに行こうとも
思ったんやけど
砂利道やし
車椅子やと大変やからな
彩と春はそっちにおったらええ
あ、春は?元気か?
イジメられてへんか?笑ってるか」
「大丈夫、春には
ここがあってる」
「そうか…
体の弱いアイツをお前に
任せっきりで…」
「ええねんや…
俺、父さんの写真好きやから」
「…ありがと」
「俺もそっちに…」
「ええよええよ
だいぶ慣れてきたしな
まぁたまには帰ってきて欲しいけど
春も楽しそうなら
そっちにいてやってや
(山本さーんっ!)
はーい!!
悪い、今から打ち合わせや
また電話するな」
「ふぅ…車椅子か」
「お父さん怪我したん?」
「菜々さんっ!?」
「ごめん聞こえちゃって…
大丈夫なん?」
「えぇもう歩けないみたいで…」
「そっか…」
「大丈夫ですよ
父さん心折れてないから」
「心?」
「昔言ってたんです
心折れなかったら人間なんでもできる
だから大丈夫」
「フフフッ彩くんって
お父さん似やねんな」
「え?」
「強いところ」
「あぁ…」
「私、弱いから…
羨ましいよ」
「菜々さんが?」
「うん…
私なみるきーの気持ち…知ってんねん」
「…そうですか」
「最低やと思う
妹の気持ち…知ってんのにって
もっと強かったらさ
もっと…」
「菜々さんは愛菜くんのこと
好きですか?」
「え?」
「どれくらい」
「…わからへん
けど、好きやで」
「それでええんですよ
もし、菜々さんが
罪悪感感じて
遠慮なんかしたら
美優紀はもっと辛かった
いいんですよ
それで、好きな人が
自分の事好き
それでええんですよ」
「彩くん…」
「菜々さんは間違ってない」
「…ありがと
あーあ、愛菜おらんかったら
彩くん好きになってなぁ」
「でしょ?
俺めっちゃええ男やし」
「自分で言うかなぁ」
「いいますよー」
「フフフッあ、愛菜に
呼ばれてたんや
じゃあね」
「じゃあ」
「あ、」
「ん?」
「ありがとっ」
菜々さんは笑顔で
去っていった
「美優紀おらんかったら
惚れてましたよ…なんてな」