菜々のturn



「んー…飲みすぎたなぁ」

久しぶりに3人
集まったから
めっちゃ飲んじゃったし

あれ?
ここどこや?

「起きた?」

「ん?えぇぇぇ!?だれ!?
えっ!?あ、服っ!
え、着てるっ!」

「プッ…おもしろ
大丈夫なんもしてへんから」

「てかなんでなんで私」

「それはね」



「んー飲んだー
もーうごけませーん」

(おねーさんっ
俺たちと飲まへん?)
(のもーやー)

「んーどうしよー」

(ええやんかぁ)
(ほら、肩貸したるわ)

「もー飲まれへん」

(いけるいけるほら)

んーこれアカンやつ?
でも彼氏おらんし
別に

「こらー
アカンやろー」

(げ、福本)
(っち行くで)

「よ、お姉さん大丈夫?」

「んー?アンタだれー?」

「そこの店の店長さん」

「ふーん」

「めっちゃ飲んだなぁ
あかんでー?」

「んー」

「家どこー?」

「今日は帰らへん」

「ええちょっと」

「好きにしてええから
家泊めてー」

「ちょっと!!」




「って感じかな?」

「うわぁ最悪」

「だから好きにさしてもらった」

「えっ!?」

「可愛い寝顔
いっぱい見してもらった」

「っ///」

「菜々ちゃんやっけ
コーヒー入れてん
飲む?」

「う、うん」

「そんな身構えんとってや
大丈夫やって
こんな可愛い子が一晩中隣にいて
襲うこともしてない男やで?」

「っ///可愛いとか
言わんとって」

「照れ屋?
そういうとこ可愛い」

「うぅ…」

「ほいコーヒー
結構自信作やねん」

「いただきます…あ、美味しい」

「やろ?」

「っ///」

爽やかな笑顔を私に見せる
何か大人やなこの人

「あの、何歳ですか?」

「24」

「一個上かぁ」

「そっか
年下なんやね」

「あ、はい…」

「それでも菜々ちゃん
飲みすぎはアカンよ?」

「すいません
失恋しちゃって」

「失恋?」

「あ、いえなんもないです
すいませんこんな話…」

ギュッ

「へ?」

「言ってみて?
職業柄聞くことには慣れてるから
話した方が楽になるやろ?」

腕の中が暖かくて
私は今まであったことを
話した


「そっか…辛かったな」

「ありがとうございます…」

「ううんええよ
あ、やば
発注行かへんとアカンねんや
菜々ちゃん仕事は?」

「あ、今日は休みで」

「そっか
じゃあ家まで送っていく」

「いいですよっ!」

「いいから
ほら行くで」



「すいません
送ってもらって」

「ええよええよ
あ、そうやこれ名刺
良かったら来て?
じゃ」

車は去っていった
もらった名刺を見たら

BAR Nanba
代表 福本愛菜

「あ…アカン

3Bや」