(上西)

「はい」

(山本大丈夫か?)

「あぁ足は大したことない
みたいで
さっきみる…オホンッ
友達が連れて帰ってくれました」

(そうか
お前も気をつけろよ
まぁお前は器用だから大丈夫だよな
おつかれ)

「お疲れ様です

っ…器用ねぇ」

指を見ると
青紫色に腫れ上がってる
こりゃ折れてんな
まぁしばらく
大会ないし良かった
とりあえず帰らへんとなぁ


「ちょいっ危ない」
「ヘヘヘッほらぁ肩に捕まってー」
「ちょいちょいちょいっ」
「照れへんのー」

あーらら
あんなところでイチャついて
フライデーされたらどうする
つもりやねん
…ま、正直羨ましいんやけどな

「手を挙げろ」

「へ?」

「なーんちゃって」

「朱里っ!?」

「声おっきいっ!
お疲れ恵」

「お疲れって
帰ったんじゃ…」

「帰ってへんよ
待ってたねんで?」

「お、おぉ…ありがとう
じゃあ家まで送るわ」

「ありがと
でもその前に」

「ッテ!!」

「この指お医者さんに見てもらってからな?」

「…気づいてたん?」

「そりゃ恵だけ見て…っ
じゃなくてっ///
その、なんか気になったの!」

「あ、あぁそうなん?」

「うん、とりあえず
病院行こ?」





「ありがとうなついてきてもらって」

「ううんでも
ホンマに折れてたんや」

「あぁまぁ痛かったしな」

「我慢したらアカンやろ?」

「ごめんごめん」

ポツポツポツ…

「あ、雨や」

「ホンマや
よかったな家の前で」

「うん
でも恵濡れちゃうで」

「大丈夫折り畳み持ってきたから
じゃあバイバ…」

ゴロゴロドーンッ!!

「キャッッ!!!」

「うおっ///朱里?」

「ご、ごめんっ
でも朱里
雷苦手やねん…」

「あぁそうなん?
家の人は?」

「今日は帰ってこうへん」

「んー…友達は?」

「都合悪いと思う
テスト前やし…」

「あー…んー」

「なぁ…」

「ん?」

「恵…泊まって行ってくれへん?」

「へ…?」

「無理なら朱里が泊まりに行く…」

「泊まることは決定なんや…」

「アカン…?」

「ちょ、ちょっと待って
その俺、男やで?
俺にとって朱里はめっちゃタイプやし
ホンマに好きな人で
だからその
引くかもしれへんけど…俺
そういう目で見る可能性大やで?」

「それでも
一人で雷と戦うのは嫌や!」

「え、朱里さぁん
意味分かってください…」

「…分かってるし」

「え?」

「別に朱里も恵のこと好きやから
問題ないやん
てか、もう雨濡れるから
中入ってっ!」

「え、ちょっ…」

バタンッ

今…好きって言った?
目の前の朱里は
下を向いてるし

「あのさ…朱」

ギュッ

「恵…のこと
好きやから…朱里は///」

「…」

「この先は…恵が言ってや///」

「…朱里
俺と付き合って」

「…うん///」