ん…ここは?
真っ白な天井
定期的にピッピッっていう機械音
入院したんか…

ガラガラ

「あー、目覚めたんや」

扉が開いて目を向けると
花をもった美優紀が
笑顔で入ってきた

「おぉ大丈夫や
お前か?病院連れてきてくれたん」

「うん」

「最初からこうなるの
わかってたから泊まるって…」

「ちゃうよー
ただ彩の隣いたかっただけやで?」

「…」

ピッピッ…ピピッピッヒピッ

「フフフッ照れてるやろ?」

「っ///
うっさい」

「この機械いつもつけとけばええのに」

「遠慮するわ」 

「そう?…よいしょっ
熱はないな
もう少しで回診の時間やから」

「おぉ…」

「何か買ってこよっか?」

「なんで?」

「暇やろ?」

「あぁ…」

「行ってくる」

気がきくんやなぁ
なんかすごいわ



「ただいま
色々買ってきた
雑誌とか」

「さんきゅーな…
ん?これスケッチブック?」

「あぁ

おえかき好きやから」 

「何いうてんね…あ」


(嫌や!美優ちゃんとおる!)
(しゃーないやろ?
他の病院に行って病気を)
(治らへんやん!)
(彩!)
(美優ちゃんとおるねん
美優ちゃん一人になるからだから)
(彩…それでもアカンっ)


そうや小さい頃
俺のこと必要としてくれた
そういう子が…
ハッとして美優紀を見たら
笑ってた
この笑顔昔…

「美優…ちゃん?」

「フフフッその呼び方懐かしいなっ」

「マジ…か」

「彩…」

美優紀は俺に抱きついた
そうやった
昔もこんな感じに抱きついて
俺は安心してたんや

「やっと会えた…彩」

「美優紀…」

「会いたかった…」

「…」

ピピッピッヒピッ…

「彩…?」

心臓が早くなってドキドキする
忘れてた想いと今の
不思議な気持ちが交わって
溢れそうになる
俺やっぱり…コイツのこと

「美優紀…」

「ん?」

「俺のこと…好き?」

「好き」 

「…俺も」

美優紀は俺の顔をまじまじと見て
ふわって笑ってから
もう一度抱きついた
やっぱりな なんて自信満々に
ホンマにコイツは…

「彩、今キスしてくれたら
付き合ってあげるけど…どうする?」

「…キス」

「…早く」

目をつむって待ってる美優紀
なんで想いを伝えただけで
終わらしてくれへんねんやろ
そういうとこドS
昔から変わらへんわ

「…ふぅ」

ゆっくり近づく
美優紀の甘い匂いが
ダイレクトに鼻を通って
頭がクラクラするせいで
なかなか進まれへん
けど、ここは男…決めるんや山本

「…ンッ///」

今日君から教わったのは
好きだという気持ち