「彩お待たせ
よっしゃ行こ…」

「待った、まだ来てへんから」

「ん?二人ちゃうん?」

「まぁな」

「???」


「ごめんお待たせっ」

「全然っ」

「え!?
あ、あ…あか…あ…」

「アカリンやろ?」

「ゲホッゴホッ…ハァなんで!?」

「あれ、朱里きたらあかんかった?」

「そんなことないっ
ま、俺なりの感謝?」

「お前…まさか
アカリンに手出したんか」

「んなわけないやろ!
俺はみるきーが好きやねんでっ」

「…へ///」

「いや、その
推しとして?そうや!
推しメンはみるきーやからなうん
とりあえず行こっか」 

四人でまとまって
買い物に行く
あんまり人目につかへんように
別に悪いことしてへんけどな
恋愛禁止やけどさ
男と買いもん禁止ちゃうしな

「ふぅ…疲れた」

「そろそろ帰ろっか」

「そうやね
彩くんっ送って」

「え?」

「恵くんは朱里のことよろしく
バイバイっ」

「ちょっと、みるきーっ」




待て待ていや、どうしたらええ?
落ち着け上西恵
俺はクラスのチャラい男子No.1
まぁ自慢できることちゃうねんけどな?
こんな状況なんともあらへん

「恵…?」 

「へっ!?」

「フフフッ大丈夫やで?
朱里一人で帰れるし」

「それはアカンっ!
送っていく…から」

「…嬉しい」

「え?」

「ううんなんもない」

「じゃ行こっか」

ん?ちょっと待てよ
家送るってことは
家分かるってこと
会おうと思えば…あ、え、る?

「アカリン…あの、
家教えてええん?
ほら、俺ファンやで?
悪い奴かもしれへんで?」

「んーんそんなことないっ
朱里といると迷惑?
彼女さんとか…」

「彼女とかおらんしっ!
迷惑なんかちゃうっ!」

「…そうなんや」

「ごめん声デカイよな
嬉しくてさ…」

「嬉しい?」

「そりゃそうやん
アカリンが隣におるんやで?
ファンとして…」

「恵…なんで朱里のファンに
なってくれたん?」

「え?んー
最初は顔やったで?
可愛かったし綺麗やったから
けど何やろ
アカリンの自然な感じとか
ファンの人にどうしたら喜んでもらえる
とかを考えてて
近い存在でいてくれる
それに夢がしっかりあって
応援したかってん…
って、恥ずっ!俺何言うてんねん」

「…じゃあ
朱里が真逆やったら?」

「え?」

「自分の事ばっかりで
夢決まっててもそれにまっすぐおられんくて…実際は可愛くなかったら…?」

「アカリン…?」

「あ…ごめん」

「ええよ
何かあったん?
けど俺はどんなアカリンでも好きやで」

「え…///」

「あー恥ずいわっ
ごめんな?変なこと言うて」

「恵…携帯貸して」

「え?おぉ…はい」

「…ありがと
家、ここやねん
送ってくれてありがとうな?」

「うん今日はありがと
楽しかったし幸せやったわ
アカリンと…」

「朱里」

「ん?」

「次からそう呼んでっ
じゃないと私のレーン出禁やからねっ
じゃあねっ」

バタンッ

「何なん今の顔

めっちゃ…可愛いやん」