「デートって…」

2人やんな
2人っきりで
手繋いだりとか…?
や、やばいって
どうしよ…え?
なんて返せばええん?
ええな!
いやいやそれはアカンやろ
俺とデートとかお前俺のこと好きなん?
だぁぁぁー!
そんなんアカンに決まってる!
てか、好きなわけないやん
芸能界にイケメンなんか腐るほど
おるし…
別に俺も引いいでてかっこいいわけ
でもないもんなぁ…




返事こーへん…
もしかして引かれた?
どうしよ…
もしかして彼女おる?
彩くんめっちゃカッコイイもんなぁ
モテるやろうし
ファンの人にも彼女おるけど
みるきー好きやでみたいなひと
いっぱいおる…
そうなんかなぁ…
って…なに悩んでるんよ!
別に彩くんの好きってわけちゃう
絶対ちゃう!
ただお礼したい一心
私は真面目やもん
そういうとこきっちりせぇへんと
気がすまへんだけ!

ティントーン

いいなぁ
いつにする?

あ…よかったぁぁ




しまったぁぁぁー!
いつにする?なんて
めっちゃガッツいてるみたいやん!
はぁ…


いろいろ考えて
上西も連れていくことに
アカリンも誘ってくれるらしいし
二人っきりやと
怪しまれたら困るし
当日俺らはスーツを着ることで
スタッフ感だすことになった
まぁ二人っきりとか
緊張しすぎて倒れるわ




「来週のオフの日?」

「そ、買い物行きたいねん
いこーや」

「ええけど
珍しいな彩から
誘ってくれるって」

「まぁーお前には感謝したいことが
あるからなそのお返し」

「気持ち悪っ」

「うっさいなぁ」

「ハハハッ…」

「あ、じゃあ俺バイトやから」

「毎日毎日バイトとか
大変やなぁ」

「まーな
でも楽しいし
じゃあな」



「いらっしゃいませー
ありがとうございますー」

あとちょいで終わるなぁー

「いらっしゃ…あ」

「これお願いします」

帽子にマスクに
サングラスをかけた女性は
レジに雑誌をおくと
サングラスを少し下げて
舌を少し出してウインクした

「みるきー…」

「ヘヘヘッ…」

「どうしたん?」

「買い物しに来ただけ」

「家の近くにコンビニないん?」

「あるけど…彩くんおるから」

「へ///」

「なーんて」

そう言って笑うみるきー
ホンマに釣り師なんや
俺がどれだけドキドキしてるか
気づいてや…

「あ、そうやあとこれも」

「コーヒー?…あぁはい
お会計890円です」

「はい」

「ちょうど、ありがとうございます
雑誌とコーヒー別…」

「雑誌だけでいい
コーヒーは彩くんの」

「え?」

「今日もお疲れ様
じゃあまたね?」

あ…こういうのが大人の余裕なんか…?
や、やばい心臓が
めちゃくちゃはやく動くって
やっぱりみるきー…可愛いな