二階の奥の部屋
先輩の部屋
深呼吸を一息して
中に入る
先輩は今部活をしてて
今日は帰りが遅い
だから入った
前に入ったとき
赤いギターが目に入った
「あった…」
少し暗い赤色のギター
このギターにはきっと
大切な思い出が詰まってるはずなんや
それさえ思い出したら
きっと全部思い出せる
そしたら先輩は…きっと
笑ってくれる
ジャラーン…
綺麗な音
これを先輩は弾いてるんや
どんな曲やった?
どこで聞いた?
なんで聞いた?
思い出さないと
大切な思い出がきっと
「美優紀」
「っ!?先輩…?」
「何してんの?私の部屋で」
「…それは」
「ギター…」
「これ聞いたら思い出せる気が
なんか分かる気がする
そしたら先輩は…」
「美優紀無理して思い出さんでもええ
言うたやろ?
新しい美優紀が…」
「新しくなった私も
先輩のことが好き
一緒にいたい
そばで笑って欲しい
でも先輩が笑えないのは
私の記憶のせい
…もう嫌
思い出したい
悔しいねん昔の自分は
先輩と幸せな思い出があるのに
それを思い出せない
先輩…のこと好きやねん」
「…ふぅ
ギター貸して」
先輩はベットに腰掛けて
チューニングを始めた
そして1つ咳払いをして
私を真剣に見た
「この歌はな
美優紀が自分のために歌ってって
いうてな作った曲やねん
美優紀はこの歌を好きやって
言うてくれてん
私にとっても大切な歌」
先輩は息をすって
歌い出した
…知ってる
この歌
「まるで…
愛の結晶さ~
長い時間かけながら
もっと好きになって
かたちができて行く…
意識しないまま
思いやりが育まれ
寒そうな季節が来たって
気にならない~
美優紀…」
「なんで、なんでなんよっ!
なんで涙は出るのに
思い出されへんの…」
「美優紀落ち着け
大丈夫…」
「大丈夫なんかちゃう!
思い出されへんかったら
私…もう」
バタンッ!!
「美優紀!どこ行くねん!」
どうしたらええん?
先輩の歌
確かに聞いたことがあった
絶対忘れない歌のはずやのに
私は簡単に忘れた
最低や先輩は優しすぎるんや
だから…もっと辛い
なんでなん
記憶ぐらい返してや
思い出してや
キィィィィィー!!!
「美優紀!!!!」
「え?」
スローモーションで流れる
時間
トラックが私に向かって
走ってくる
そっか赤信号やのに
走ったからか
あれ?私死ぬんかな
また車にひかれるんや
あれ?…なんで私車に
轢かれたんやっけ
先輩を助けるために
でもなんで…
そんなこと思ってたら
先輩に抱きしめられて
そのまま体が後ろに飛んだ
(気をつけろアホ!!!)
「ハァハァハァ…
アホか!!!何してんねん!
もう少しで轢かれるところやってんで!」
「…あ」
「美優紀?」
「あぁ…」
「…美優紀?
どうしてん」
「…わかった」
「え?」
「助けてくれてありがとう
…彩ちゃん」
先輩の部屋
深呼吸を一息して
中に入る
先輩は今部活をしてて
今日は帰りが遅い
だから入った
前に入ったとき
赤いギターが目に入った
「あった…」
少し暗い赤色のギター
このギターにはきっと
大切な思い出が詰まってるはずなんや
それさえ思い出したら
きっと全部思い出せる
そしたら先輩は…きっと
笑ってくれる
ジャラーン…
綺麗な音
これを先輩は弾いてるんや
どんな曲やった?
どこで聞いた?
なんで聞いた?
思い出さないと
大切な思い出がきっと
「美優紀」
「っ!?先輩…?」
「何してんの?私の部屋で」
「…それは」
「ギター…」
「これ聞いたら思い出せる気が
なんか分かる気がする
そしたら先輩は…」
「美優紀無理して思い出さんでもええ
言うたやろ?
新しい美優紀が…」
「新しくなった私も
先輩のことが好き
一緒にいたい
そばで笑って欲しい
でも先輩が笑えないのは
私の記憶のせい
…もう嫌
思い出したい
悔しいねん昔の自分は
先輩と幸せな思い出があるのに
それを思い出せない
先輩…のこと好きやねん」
「…ふぅ
ギター貸して」
先輩はベットに腰掛けて
チューニングを始めた
そして1つ咳払いをして
私を真剣に見た
「この歌はな
美優紀が自分のために歌ってって
いうてな作った曲やねん
美優紀はこの歌を好きやって
言うてくれてん
私にとっても大切な歌」
先輩は息をすって
歌い出した
…知ってる
この歌
「まるで…
愛の結晶さ~
長い時間かけながら
もっと好きになって
かたちができて行く…
意識しないまま
思いやりが育まれ
寒そうな季節が来たって
気にならない~
美優紀…」
「なんで、なんでなんよっ!
なんで涙は出るのに
思い出されへんの…」
「美優紀落ち着け
大丈夫…」
「大丈夫なんかちゃう!
思い出されへんかったら
私…もう」
バタンッ!!
「美優紀!どこ行くねん!」
どうしたらええん?
先輩の歌
確かに聞いたことがあった
絶対忘れない歌のはずやのに
私は簡単に忘れた
最低や先輩は優しすぎるんや
だから…もっと辛い
なんでなん
記憶ぐらい返してや
思い出してや
キィィィィィー!!!
「美優紀!!!!」
「え?」
スローモーションで流れる
時間
トラックが私に向かって
走ってくる
そっか赤信号やのに
走ったからか
あれ?私死ぬんかな
また車にひかれるんや
あれ?…なんで私車に
轢かれたんやっけ
先輩を助けるために
でもなんで…
そんなこと思ってたら
先輩に抱きしめられて
そのまま体が後ろに飛んだ
(気をつけろアホ!!!)
「ハァハァハァ…
アホか!!!何してんねん!
もう少しで轢かれるところやってんで!」
「…あ」
「美優紀?」
「あぁ…」
「…美優紀?
どうしてん」
「…わかった」
「え?」
「助けてくれてありがとう
…彩ちゃん」