「先輩?」

「ん?あぁちょっと
考えてただけや…」

「なんか今日…」

「なんもないって
ほら、学校いくで」

朝から体が重い
とりあえず美優紀を送ってから
帰って寝るか…




「みるきー今日先輩来てないん?」

「え?一緒に学校きたで?」

「え?同じクラスの先輩がな
今日休みっていうてたけど」

「…やっぱり」

「どうしたん?」

「体調悪かったんや…」

「今日親おらんねんやろ?」

「うん二人とも仕事やから」

「そうなんや」

「大丈夫かな…」

「…心配なら帰ったら?」

「んー…」

「先輩待ってるかもよ?」

「っ…じゃあとよろしく!」

「…ま、背中押すのも友達の役目でしょ」




ガチャッ
先輩の部屋に入ると
真っ暗でベットの上にまるまっていた
そういえばこの部屋初めて
入るはずやのに久しぶりな気がする

「ハァハァ…美優紀?」

「先輩目覚めた?」

「おぉ…なんで?学校は?」

「やっぱり熱ある
何で言ってくれへんのよ」

「大したことないから」

「あるやろ
お粥作るから待ってて」

「おぉ…」


キッチンに入って
お粥を作る
少しどろどろになったけど
まぁいっか

「先輩できたで?
あーんして」

「自分で食べれるから」

「ええから…ほら」

「…あー」

「おいし?」

「まぁまぁ」

「素直ちゃうんやから」

「うるせ…」

まぁまぁとか言うて
完食しちゃってるし
なんか面白くて笑ったら
先輩がムッとした

「怒らんとって?」

「別に」

布団を被って私に背中を向けた
周りを見たら何にもなくて
ホンマに生活してるんか
わからんかった
奥を見たらギターがあった
綺麗な赤色のギター
あれ…?あのギター…

「美優紀…?」

「あれ?…あのギターで
確か私…」

「どうしたん?」

「いや…なんもない」

「そうか…ちょっとトイレ行ってくる」

「私後片付けするわ」


あのギター見たことがある
確か先輩が引いてて
私が横におって
私は泣いてて…
何かの歌を…

ガチャン
「痛いっ!」

「美優紀!?」

「…ちょっと手切っちゃっただけやから
大丈夫大丈夫」

「アホか
血出てるやん
ほら、こっちこい!」

ソファーに座らされて
消毒をする
どっちが看病されてるか分からへん

「気つけろよ?」

そういいながら絆創膏を
まいてくれる
…あれ?おかしいな
なんか心臓がドキドキする
真剣な先輩の顔見たらなんか
体が熱くなって
もしかして風邪がうつったんかな?

「美優紀…?」

先輩の目は熱のせいで
多少潤んでて
少し色っぽい
何でそんな心配そうな目で見るん?
私のこと…なんでそんな
愛しそうに見るんよ…
思い出したい先輩との日々
どんなふうに過ごしてたん?
どんな愛を囁いた?

「先輩…」

「ん?」

「今でも…私のこと好きですか?」

「…当たり前やろ?」

「私は、昔のこと思い出されへん
けど…新しい気持ちじゃダメですか?」

「え?」

「先輩が…



好きです」