「ふぅ…考えてても埒あかんわ
よし、散歩でも行くか」
軽くコートを羽織って
外に出る
流石に寒いなぁこの時間は
商店街の方まできた
そろそろ戻ろうかそう思ったら
倒れてる人がおった
「大丈夫でっ…渡辺?」
この寒空の下
こんな薄着で
何してんねん
「渡辺…?
どうし…」
「助けて…あいつが
くる」
「アイツ…?」
すると遠くから
渡辺を呼ぶ声
「お父さん…」
「父親…?」
震える体
顔を見ると殴られた痕
追いかけられてるんや
そしてその傷を見た瞬間
俺の中から怒りが沸き上がった
何してくれてんねん…
「こい!渡辺!」
手を引いて
急いで家まで連れて帰る
鍵をしっかりかけた
今日は父さんと母さんは
帰ってこーへんから
迷惑はかからへん
「…ハァハァ」
「もう大丈夫や
とりあえず風呂入っておいで?
なんも考えんでええから
後のことは任せろ」
渡辺は小さく頷いて
風呂場に行った
俺は警察に電話して
事情を説明し
ついでに病院にも電話をした
渡辺のお母さんを
精神科に入院させるために
ひどいかもしれへん
でもこういうのはプロに任せるべき
「お風呂ありがと」
「おぅ…
こっちこい消毒したるから」
「うん」
脱脂綿に消毒液をつけて
顔、腕、足
消毒していく
「他は…?」
「背中」
「え?…あぁ
じゃあまくれる?」
「うん」
後ろを向いて服をまくる
白い背中には
無数の傷跡があった
一つ一つに消毒する度
悔しさと自分の情けなさがこみ上げる
「…ありがとう助けてくれて」
「ええよ」
「…じゃあ帰るわ」
「泊まっていけよ」
「ええよ…そんなん」
そういって玄関に向かう
またいつもみたいに
そのままでおろうとした
ふと鏡を見たら
金髪に父さんに似た顔
そうや俺がこの姿におれんのは
アイツのおかげや
アホで強引で
むちゃくちゃなこいつがおったからや
「待って!」
「…なに?」
「帰らんとってや…」
「山本…?」
「好きや」
「え…?」
「同情でも優しさでもない
お前が好きなんや
やっと気づいた
山田じゃなくてお前がいい」
「アホちゃう?
私…なんかなんで」
「…お前だけが俺の心に入ってきた
お前だけなんや」
「そんなんGAMEやで?
GAMEでアンタに近づいて…」
「知ってるけど
GAMEは俺の勝ちやな
だってお前俺のこと好きやもん」
「フフフッそうやで?
初めて負けた」
「最初で最後や
GAMEは俺で終わりや
なぁ渡辺
俺を本命にしてくれ
それで俺の本命に
なってくれへんか?」
「どうしよっかな」
「強がんな
俺のこと好きなくせに」
「相変わらず上からやな」
「答えは?」
「ええよ?しかたなくなったる」
「じゃあこれで
恋愛ゲームは?」
「そうやな」
「「ゲームセットや」」
よし、散歩でも行くか」
軽くコートを羽織って
外に出る
流石に寒いなぁこの時間は
商店街の方まできた
そろそろ戻ろうかそう思ったら
倒れてる人がおった
「大丈夫でっ…渡辺?」
この寒空の下
こんな薄着で
何してんねん
「渡辺…?
どうし…」
「助けて…あいつが
くる」
「アイツ…?」
すると遠くから
渡辺を呼ぶ声
「お父さん…」
「父親…?」
震える体
顔を見ると殴られた痕
追いかけられてるんや
そしてその傷を見た瞬間
俺の中から怒りが沸き上がった
何してくれてんねん…
「こい!渡辺!」
手を引いて
急いで家まで連れて帰る
鍵をしっかりかけた
今日は父さんと母さんは
帰ってこーへんから
迷惑はかからへん
「…ハァハァ」
「もう大丈夫や
とりあえず風呂入っておいで?
なんも考えんでええから
後のことは任せろ」
渡辺は小さく頷いて
風呂場に行った
俺は警察に電話して
事情を説明し
ついでに病院にも電話をした
渡辺のお母さんを
精神科に入院させるために
ひどいかもしれへん
でもこういうのはプロに任せるべき
「お風呂ありがと」
「おぅ…
こっちこい消毒したるから」
「うん」
脱脂綿に消毒液をつけて
顔、腕、足
消毒していく
「他は…?」
「背中」
「え?…あぁ
じゃあまくれる?」
「うん」
後ろを向いて服をまくる
白い背中には
無数の傷跡があった
一つ一つに消毒する度
悔しさと自分の情けなさがこみ上げる
「…ありがとう助けてくれて」
「ええよ」
「…じゃあ帰るわ」
「泊まっていけよ」
「ええよ…そんなん」
そういって玄関に向かう
またいつもみたいに
そのままでおろうとした
ふと鏡を見たら
金髪に父さんに似た顔
そうや俺がこの姿におれんのは
アイツのおかげや
アホで強引で
むちゃくちゃなこいつがおったからや
「待って!」
「…なに?」
「帰らんとってや…」
「山本…?」
「好きや」
「え…?」
「同情でも優しさでもない
お前が好きなんや
やっと気づいた
山田じゃなくてお前がいい」
「アホちゃう?
私…なんかなんで」
「…お前だけが俺の心に入ってきた
お前だけなんや」
「そんなんGAMEやで?
GAMEでアンタに近づいて…」
「知ってるけど
GAMEは俺の勝ちやな
だってお前俺のこと好きやもん」
「フフフッそうやで?
初めて負けた」
「最初で最後や
GAMEは俺で終わりや
なぁ渡辺
俺を本命にしてくれ
それで俺の本命に
なってくれへんか?」
「どうしよっかな」
「強がんな
俺のこと好きなくせに」
「相変わらず上からやな」
「答えは?」
「ええよ?しかたなくなったる」
「じゃあこれで
恋愛ゲームは?」
「そうやな」
「「ゲームセットや」」