渡辺は次の日から
学校に来なかった
俺も何か連絡するわけでもなく
ただ時間が過ぎた
(山本くんっ好きです!)
「…悪い」
告白も増えた
昔に戻ったみたいや
女から言い寄られ
男から陰口を叩かれ
人間の汚いところしか見えへん
なんなんやろか…何もかも
「しんど…」
「彩どうしたのー?」
「母さん
まぁ…いろいろな」
「そういえば
美優紀ちゃんは?
最近来てないけど」
「別につきあってるわけ
じゃないし…」
「えー?そうなの?
お似合いだったけどなぁ」
「アホな…」
「ホントだよ?
美優紀ちゃんと話してるときの
彩楽しそうだったし」
「…」
「菜々ちゃんといるときも
楽しそうだったけど
彩いっつも菜々ちゃんの
顔色伺ってて疲れてたよ」
「そういうもんやろ?
好きなやつとおるって言うのは
相手の事思って
アイツとは友達やからすき放題
言えてただけや…」
「ううん
彩ね優ちゃんと
同じ顔美優紀ちゃんにしてたよ?」
「父さんと同じ顔?」
「優ちゃんね
陽菜のこと見るとき
すごい優しい顔するの
大切で大好きで仕方ない顔
きっと陽菜もおんなじ顔してるの
彩もそうだよ?
美優紀ちゃんと喋ってるとき
そんな顔してた」
「…違う俺は山田のことが」
「素直になったらいいのに」
「俺は…別に」
ガチャン
優しい顔?
俺が…?
山田が好きやねん俺は
そして俺は振られた
アイツには今大切な彼氏がおる
俺の恋は叶わへんねん…
コンコン…ガチャッ
「よぉー彩ただいまぁー
これアメリカ土産」
「父さん…」
「陽菜が複雑な顔してるからさ
大体のことは陽菜から聞いたけど
悩んでるみたいやな」
「別に俺は悩んでなんか」
「美優紀ちゃんやっけ?その子好きなんやろ?」
「父さんも知ってるやろ
俺は山田のことが」
「でも彼氏おるらしいな」
「まぁそうやな
だから俺の恋は終わるねん」
「なんで終わるん?
奪えばええやん」
「そんなん
アイツは今幸せで」
「奪ってもお前が幸せにしたら
ええんちゃうん?」
「…いや、そんなん
俺はアイツのこと好きやから
だからアイツの幸せを…」
「お前は間違ってる
ほんまに好きなら奪ってでも
幸せにしたいねん
俺と陽菜はそうやった
俺は陽菜を奪った
必死でな
慣れない日本語必死に覚えて
必死にアピールして
やっとや…それがホンマに好きって
ことやねん」
「…」
「なぁ彩
山田ちゃんが好きやと言うんやったら
そうできる自信と覚悟あるんか?」
「…それは」
「でも美優紀ちゃんなら
行けたんちゃうか…?
強がらんでええねん
新しく好きな人ができた
ホンマに好きな人が
それでええねん
じゃあ陽菜とデート行ってくる
留守番頼んだで?」
ホンマに…好きな…人
学校に来なかった
俺も何か連絡するわけでもなく
ただ時間が過ぎた
(山本くんっ好きです!)
「…悪い」
告白も増えた
昔に戻ったみたいや
女から言い寄られ
男から陰口を叩かれ
人間の汚いところしか見えへん
なんなんやろか…何もかも
「しんど…」
「彩どうしたのー?」
「母さん
まぁ…いろいろな」
「そういえば
美優紀ちゃんは?
最近来てないけど」
「別につきあってるわけ
じゃないし…」
「えー?そうなの?
お似合いだったけどなぁ」
「アホな…」
「ホントだよ?
美優紀ちゃんと話してるときの
彩楽しそうだったし」
「…」
「菜々ちゃんといるときも
楽しそうだったけど
彩いっつも菜々ちゃんの
顔色伺ってて疲れてたよ」
「そういうもんやろ?
好きなやつとおるって言うのは
相手の事思って
アイツとは友達やからすき放題
言えてただけや…」
「ううん
彩ね優ちゃんと
同じ顔美優紀ちゃんにしてたよ?」
「父さんと同じ顔?」
「優ちゃんね
陽菜のこと見るとき
すごい優しい顔するの
大切で大好きで仕方ない顔
きっと陽菜もおんなじ顔してるの
彩もそうだよ?
美優紀ちゃんと喋ってるとき
そんな顔してた」
「…違う俺は山田のことが」
「素直になったらいいのに」
「俺は…別に」
ガチャン
優しい顔?
俺が…?
山田が好きやねん俺は
そして俺は振られた
アイツには今大切な彼氏がおる
俺の恋は叶わへんねん…
コンコン…ガチャッ
「よぉー彩ただいまぁー
これアメリカ土産」
「父さん…」
「陽菜が複雑な顔してるからさ
大体のことは陽菜から聞いたけど
悩んでるみたいやな」
「別に俺は悩んでなんか」
「美優紀ちゃんやっけ?その子好きなんやろ?」
「父さんも知ってるやろ
俺は山田のことが」
「でも彼氏おるらしいな」
「まぁそうやな
だから俺の恋は終わるねん」
「なんで終わるん?
奪えばええやん」
「そんなん
アイツは今幸せで」
「奪ってもお前が幸せにしたら
ええんちゃうん?」
「…いや、そんなん
俺はアイツのこと好きやから
だからアイツの幸せを…」
「お前は間違ってる
ほんまに好きなら奪ってでも
幸せにしたいねん
俺と陽菜はそうやった
俺は陽菜を奪った
必死でな
慣れない日本語必死に覚えて
必死にアピールして
やっとや…それがホンマに好きって
ことやねん」
「…」
「なぁ彩
山田ちゃんが好きやと言うんやったら
そうできる自信と覚悟あるんか?」
「…それは」
「でも美優紀ちゃんなら
行けたんちゃうか…?
強がらんでええねん
新しく好きな人ができた
ホンマに好きな人が
それでええねん
じゃあ陽菜とデート行ってくる
留守番頼んだで?」
ホンマに…好きな…人