次の日
渡辺は学校に来た

(みるきー大丈夫?)
(心配したでぇ)

女子も男子も群がった
女子はただ合コンに連れていきたいだけ
男子はこいつの体目当てやろ


(ホンマやで美優紀…)

「山下くん…」

クラスで一番モテる男

(心配したで
なぁ放課後遊ぼうや
俺んち来いや)

「いやそれは…」

(ええやん)

「ッ!!!」

山下は
渡辺の右腕を掴んだ
渡辺は苦痛に歪んだ顔をした
確かその手は怪我してる
やめろや…

(ええやん…今ゲームしてないんやろ)

「…」

(男で遊ぶGAME
ええやんけ…)

渡辺は俺の方をチラッとみて
哀しそうに笑った
それが俺にはこう見えた
助けてほしいっ

ガンッ!!!

(あ?なんや
お前誰…)

バキッ!!

(お前何すんねん!)

「ハァハァハァ…」

「山本…?」

(お前っ!!!)

バキッ!!

その瞬間
俺のかつらとメガネが飛んだ



(やば…)
(誰あれ)
(めっちゃイケメンやん)
(なぁアレ!こじはるの
ブランドのモデルやってた
SAYAKAちゃう!?)
(ホンマやなんでっ!)

(お前…)

「渡辺に触んなっ!」

(はぁ…?)

「渡辺はお前みたいなんが
触ってええやつちゃう!」

(なんやと…)

「こいっ!渡辺!」

「えっ!?ちょっと」



来たのは保健室

「手出せ」

「別に…っ!!」

「ほら、言うたやろ?
消毒しろって」

バシッ!!

「そっちやって言うたやん
優しくしんとってって
何でそんなんするんよ」

「わからへん
理由聞かれたって
わからへんよ!
でも…ほっとかれへんねん」

「っ」

「ええから手出せ」

山本は真剣な顔して
私の手を消毒して
包帯を巻き始めた

その間私の心臓は
ありえない速度で動く
なんでこんなにも?
ドキドキするん?
初めてでわからへん
山本やって
口から血が出てるで?
私のこと助けたりしたから
殴られたんや
明日から大変やで?
イケメンなのバレたから
女の子たちは黙ってない…
平和な生活なくなるねん
それわかってたん?
なぁ…山本
そんなんされたら私…

「…よしこれでOK
手動くか?
…渡辺?」

山本?
私は気づいた
ママを壊したのは男やし
私を傷つけるのも男
大っきらいな男
全部男のせいで
GAMEやって仕返しのつもりやった
復讐のつもりやった
それやのにあんたに間違ってるって
言われて
アホやと思った
けど確かにそうやった
いつの間にかあんたといる時間が
増えて…
私は…

「もうGAMEなんか…できひんよ」

「ん?今なんて…


ンッ!?」

山本?
私は

アンタが好きや