朝めちゃくちゃ早く起きて
化粧しておしゃれした
彩に少しでも可愛いと思われたくて
言ってほしくて…
「お待たせ」
「遅いわ…」
「彩?」
「…何かいつもとちゃうな」
「え?」
「いや…何もない
似合ってるで」
「ありがとう…」
「ほら、後ろ乗り」
「やったぁ彩のバイクやぁ」
「いくでー!」
最初にずっと行きたかった映画
めっちゃみたい映画やったのに
見るのは横の彩ばかりで…
これまた見にいかへんとなぁ
次はゲームセンター
UFOキャッチャーで
欲しいものとってもらって
プリクラもとった
きっと…最後の
次はカラオケ
彩は歌がすごい上手くて
羨ましいほど
私の歌も負けてへんで?
彩は贅沢や未来のスーパースターの
歌声を近くで聞けるんやから
最後はやっぱり
思い出の海
季節外れの真冬の海
彩からいこって言ってくれたのに
なんも言ってくれへん
砂浜をあるくだけ
波打ち際を少し後から
私はすねながら背中に
アッカンベーってした
「何してるねん」
「べーっ」
「アホか…」
この笑顔が好き
夕暮れが近づいてきたから
全体的にオレンジで
幻想的…
「…寒いやろ」
ジャケットを私にかけてくれた
優しくせんといてや
離れたくなくなるから
「…そろそろ帰るか
おばさん心配する」
ママには遅くなるって
耳打ちしといたのに…
「最後やのに…なぁ」
「ん?」
彩の腕を持って向き合う
距離を詰めていく
彩の目は私から離れへん
背伸びして唇を合わせた
「今日は…帰らんでもええよ」
「…あかん」
「なんで」
「お前のこと大事にしたい…
それに…アイドルになるんや
あかん…」
なんなんよ
そんなん言うなら
遠くまで来た意味がない
「美優紀…?」
「私は…彩が好きやで」
「ッ!!!」
「言ってや彩
行くなって…」
涙が流れる
彩が嫌いな涙
昔から小さい頃から
私の涙に弱い彩
ごめんな
ずるい私を許して
「…言われへん」
「なんで」
「お前のこと大切や
だから
お前の夢を邪魔したくない
歌ってるとき幸せそうやった
誰かの笑顔を見てる美優紀は
綺麗や
美優紀は人を笑顔にできる
最初からわかってた
お前がオーディション受かること
だから準備はできてた
お前を送り出す準備」
前は無理とか言ってたくせに
なんで急にそんなこと言うんよ
やめてやホンマに最後みたいや
「美優紀なら行ける
夢やって叶えれる
俺は…見守るからさ」
彩の拳が震えてる
ええのに…抱きしめてくれたって
ええのに…キスしてくれたって
ええのに…連れ去ってくれたって
そんな優しさなら
私は
ほしくないよ
化粧しておしゃれした
彩に少しでも可愛いと思われたくて
言ってほしくて…
「お待たせ」
「遅いわ…」
「彩?」
「…何かいつもとちゃうな」
「え?」
「いや…何もない
似合ってるで」
「ありがとう…」
「ほら、後ろ乗り」
「やったぁ彩のバイクやぁ」
「いくでー!」
最初にずっと行きたかった映画
めっちゃみたい映画やったのに
見るのは横の彩ばかりで…
これまた見にいかへんとなぁ
次はゲームセンター
UFOキャッチャーで
欲しいものとってもらって
プリクラもとった
きっと…最後の
次はカラオケ
彩は歌がすごい上手くて
羨ましいほど
私の歌も負けてへんで?
彩は贅沢や未来のスーパースターの
歌声を近くで聞けるんやから
最後はやっぱり
思い出の海
季節外れの真冬の海
彩からいこって言ってくれたのに
なんも言ってくれへん
砂浜をあるくだけ
波打ち際を少し後から
私はすねながら背中に
アッカンベーってした
「何してるねん」
「べーっ」
「アホか…」
この笑顔が好き
夕暮れが近づいてきたから
全体的にオレンジで
幻想的…
「…寒いやろ」
ジャケットを私にかけてくれた
優しくせんといてや
離れたくなくなるから
「…そろそろ帰るか
おばさん心配する」
ママには遅くなるって
耳打ちしといたのに…
「最後やのに…なぁ」
「ん?」
彩の腕を持って向き合う
距離を詰めていく
彩の目は私から離れへん
背伸びして唇を合わせた
「今日は…帰らんでもええよ」
「…あかん」
「なんで」
「お前のこと大事にしたい…
それに…アイドルになるんや
あかん…」
なんなんよ
そんなん言うなら
遠くまで来た意味がない
「美優紀…?」
「私は…彩が好きやで」
「ッ!!!」
「言ってや彩
行くなって…」
涙が流れる
彩が嫌いな涙
昔から小さい頃から
私の涙に弱い彩
ごめんな
ずるい私を許して
「…言われへん」
「なんで」
「お前のこと大切や
だから
お前の夢を邪魔したくない
歌ってるとき幸せそうやった
誰かの笑顔を見てる美優紀は
綺麗や
美優紀は人を笑顔にできる
最初からわかってた
お前がオーディション受かること
だから準備はできてた
お前を送り出す準備」
前は無理とか言ってたくせに
なんで急にそんなこと言うんよ
やめてやホンマに最後みたいや
「美優紀なら行ける
夢やって叶えれる
俺は…見守るからさ」
彩の拳が震えてる
ええのに…抱きしめてくれたって
ええのに…キスしてくれたって
ええのに…連れ去ってくれたって
そんな優しさなら
私は
ほしくないよ