うまく言ったんかなぁ
ちゃんと話せてたらいいなぁー

「私何でこんなことしてるんやろ」

善人にもほどがあるなぁーなんて
優しすぎるわ私

「よっみるきー」

「何や恵
どっか行くん?」

「帰り
朱里の家行ってたから」

「ふーん」

「そういや
彩とさっきおるとこみたけど
もしかして」

「菜々ちゃんのところ
行ったで」

「そっか!よかったぁー
少し向き合えたんやな」

「そーみたい」

「みるきーのおかげやな!」

「私は何もしてへんよ」

「陽菜さんが言ってたでー
みるきーが家に来てから
ダサい彩が消えて
家に知らない子がよくいるって」

「陽菜さん…(汗)」

「まぁ陽菜さんのボケやからさ(笑)」

「陽菜さんらしい
ん…あ電話や」

「ええよじゃあまたな」

「うん、
もしもし?」

「美優紀ぃー!どこおるん!
大変や!
わぁーっ!わぁーっ!」

「ママっ!?
すぐに帰る!」


多分ママは幻覚を見てる
けど、急いで帰ったらへんと!


「ママ大丈夫!?」

「美優紀、そこに
化物がぁ…」

「大丈夫やで
私がやっつけて来たるな?」

適当に時間を遣ってから
ママのところにもどる

「もう大丈夫やで
もう大丈夫」

「美優紀ぃ…
どこにも行かんとってや?
側におるんやで?
消えたらアカンねんで」

「分かってる
ママの隣にずっとおる
ほら、ママ疲れたやろ?
早く寝て?」

「うん…」

しばらくしてママは寝た
はぁ…こんなにめちゃめちゃにして…
割れた皿に
ぐちゃぐちゃの服…

最近は特にひどい
私の帰りが遅いから
不安定になってる
やっぱり恋愛無理やなぁ
ママの面倒あるし
それに好きな人なんかできひんし…

(お前ええやつやから…)

…ありえへんわ
アイツを好きになる?
それはない
アイツは菜々ちゃんが好き
元々見込みだってない
ちょうどいい
アイツも前に進めたんやし
私も少し距離を置こう
ちゃんとママの側におらへんとな

「美優紀ぃー!!!」

「え?…また?
どうしたんママ…
ママ?」

ママは近くにあった
花瓶を振り回してた

「アイツが帰ってくる!
帰ってくる!
美優紀を連れていく!
美優紀は渡さへんで!」

「ママっ!
大丈夫やから
落ち着いて!
ママっ…キャッ!」

パリンッ!…シュッ

ママが離した花瓶が
割れて破片が
頬をかすめて血が流れる

「美優紀…?」

「大丈夫やで!
ここにおる
これはさっきそこで怪我した傷!
ママのせいちゃうから!
ほら、片付けしとくから
な?
ママは休んでて」

「そ、うする」

「…いたい」

鏡を切ると結構血が出てる
明日はマスクしていかへんとなぁ
とりあえずママの
散らかしたやつ片付けていかへんと

「はぁ…しんどい」