一応彩ちゃんと付き合い始めた
でも特に何かが変わったわけちゃう
相変わらず冷たいし
あんまり笑わへんし
何考えてるかわからへん
ホンマに付き合ってるんかって
疑問を持ってるくらいやし

「彩ちゃん」

「ん?」

「…あのさ」

「なに?」

「いや…その
明日試合やんな」

「うん」

「アカンかったら
アカンでええんやけどさ…」

「うん」

「試合…観に行ってもええ?」

「…ええよ」

「え!?ええの!?」

「別に好きにしたら?」

「うんっ!」

楽しみやなぁー
彩ちゃんのサッカーしてる姿




(いけー!)
(走れー!)

試合は結構の人がおった
彩ちゃんは人気やから
かなりのギャラリーができるって
けいっちが言うてた
はぁ…

(彩さーん!)
(先輩カッコイイー!)

…やっぱりこーへんかったら
よかった
どの言葉にも妬いてしまう
彩ちゃんは私のやのに
私のことが好きなんやから

前半が終わって
選手がベンチに戻ってきた
その瞬間
女の子たちが彩ちゃんを囲んだ
タオル渡したり
ドリンク渡したり
他にも選手の人おるのに
ひどいなぁ…

(彩さんタオル…)

「いらん」

彩ちゃんは
涼しい顔して
座ってた
そんな姿を見てたら目が合って
逸らそうとしたら
こっちに向かってきた

「タオルちょうだい」

「え?」

「忘れた」

「でもさっきいらんって…」

「早く、風邪ひく」

「えぇ、うん…はい」

いらんやろうとは思ったけど
一応持ってきてよかった

「飲み物買ってこようか?」

「いい…それで」

「え、ちょっとそれ私の…」

彩ちゃんは私が飲んでた
オレンジジュースを
飲み出した
喉がゴクゴクいいながら
私のオレンジジュースが
彩ちゃんの中に入っていく
…間接キスや///

「甘ったる」

「オレンジジュースやもん
あー!全部飲んだぁー!」

「試合観に来るなら
買っときや」

「だって彩ちゃん
持っていってると」

「だって観に来るって言ってたから
彼女ならそれくらい…」

「ちょっと待って!」

「は?」

「今、彼女って言った?」

「そうやろ?なんで?」

「私、彩ちゃんの彼女!?」

「そうやで、なんで驚いてるん?
変なの」

「だって…え///」

彩ちゃんは私の頭に手をおいた

「自信もてば?
今まで私がここまで喋ったやつ
おらんから」

「彩ちゃん…///」

「うん」

「私のことす…」

「あ、それは言わへん」

「は、はぁぁぁ!?
ちょっと待って!今ええ流れやったやんな!なんで止めた!」

「さて、行くか」

「無視!?こんな可愛い彼女のこと
無視した!?」

「自分で可愛いって言うか?」

「あーはいはい
彩ちゃんは私のこと可愛いとか
思わへ…」

「思ってるで、美優紀かわいいって」

「へ?///」

「そこ立ってたら
通行の邪魔やで
じゃ」

彩ちゃんは少し笑って
フィールドに戻っていった

な、なんなんよ///
なんであんなカッコイイんよぉぉぉ!