空港はすごい人やった
同い年がこんなにおったんやぁとか
ちょっとアホみたいなこと思ったり
でも…ほとんど
クラス単位の行動やから
美優紀ちゃんには会われへんなぁ

「彩」

「上西おはよ」

「おぅ
テンション低ない?」

「まぁな…
だって会われへんから」

「ばっかもんっ!」

「うぉっ…今度は何キャラや…」

「ええか彩!
修学旅行なんてノリの塊や!
ノリで済ませれるねん
全部思い出に変わるんやから!
だからどんどん隣のクラスに
侵入して美優紀ちゃんとの
距離を詰めるんや!」

「お、おぅ」

「彩、立つんだ
立つんださやかぁぁぁぁー!」

「あぁっ!それかっ
わ、わかったよおやっさんっ!

…ん?朱里おは…」

スタスタスタッ

「ちょいちょい!
上西!朱里なんか行ってもうたで」

「安心しろ彩
呆れてるだけや
俺らとおるのが恥ずかしいねん」

「あ、そっか
それなら安心…できるか!!!」

「お、いいねー
最近うちのアカリンが
冷たいんよー」

「こんなんしてるからやろ」

「そーやな俺もそうやと思う!」

「辞める気は…?」

「ないっ!」

「じゃええやんっ」

「「ハハハッ」」

アホの上西のおかげで
テンションは戻った
そーやんな!よしっ!

飛行機が飛んで
雲の上
シートベルトを外してよくなって
みんなが行き交う
迷惑やけどな

バチンッ!!
「イッテ!!」

「彩!チャンスじゃ!
いけっ!」

「へ?」

「美優紀ちゃん
飛行機怖くて泣いてたらしいで!
上西レーダーがキャッチした!」

「おぉ!それは!」

「いくんや!」

「おぅ!」


少し歩いて
隣のクラスの列
美優紀ちゃんどこやろ
確か40番…あ
隣には山下が座ってた
あの野郎…気安く触ってんちゃうで

「山下」

(おぉ何やねん)

「どいて」

(は?お前隣のクラス…)

「変われって」

(いや、意味わから…)

「あっちで沖田先生が
薄着になってる」

(どきましょう!)

ふぅ…ごめん沖田先生…

「美優紀ちゃん大丈夫?」

「ッ!!彩くん…」

目は涙を溜めてて
俺の手を握り締めてて
うん可愛い
食べちゃいたい☆
はっ…いかんいかん
最近キャラブレが激しい

「もう大丈夫やからな」

「来てくれたん?」

「うん泣いてるって聞いたから」

「山下くんが付いてくれててんけど
手、がな?
私の勘違い、かもしれんけど
ちょっ、とへんなとこ触ってて」

「へ、へぇ…」

あいつ…
あいつのロッカーに蛇入れたる

「彩くん」

「ん?」

「昨日楽しみで寝れへんかってん
寝てもいい?」

「ええよ」

「やった…彩くんきたら
安心して…めっちゃ、眠い」

美優紀ちゃんは俺の
腕に抱きついて
寝た

これって傍から見れば
付き合ってる気しーひん?
けどこの子無意識やねん…はぁ
美優紀ちゃんに引っ付かれて嬉しいけど
少し複雑な気持ちでおった