無人島に生きる十六人
「無人島に生きる十六人」という物語があります。
もしあなたが太平洋の真ん中で乗っていた船が座礁し、海に投げ出されたら、生きていく自信はあるでしょうか。これはそんな大惨事を生き延びた16人の日本人の物語です。
-明治32年、中川倉吉船長率いる龍睡丸は、漁夫や水夫を連れて、ミッドウエイ島近くで暴風雨にあい、船は座礁して大破。16名が近くの小さな無人島に流れ着く-
絶望的な状況で、彼らが生き延びられた秘訣はなんだったのか。
老人、若者、それぞれに役割分担があり、それぞれが無くてはならない存在であること。常に自然から謙虚に学び工夫を怠らないこと。毎日鍛錬に励み、強い意志を持ち続けること。毎日を愉快に、前向きに生きること。そして本当のリーダーシップとは何かを教えてくれます。
何よりすごいのは、この物語は紛れもない「事実」だと言うことです。子供向けの本なのでやさしく書かれているのですが、大人にこそ読んで欲しい。随所に教訓満載です。
今は著作権が切れていて、青空文庫で読めます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001120/files/42767_15618.html