冷たい水はより低きに流れる | 木下英範のブログ

冷たい水はより低きに流れる



木下英範のブログ-雨と川


「私は今日から寂しがり屋さんになります」

 

「人は誰でも寂しがり屋さ。

寂しさを売って慰めを買う」

 

「結局貴方は自分が可愛いだけでしょう?」

 

「"己を愛するがごとく、汝の隣人を愛せ"

これはつまり、

隣人を愛するには、まず自分を愛さなきゃいけないってことさ」

 

「自分の愛し方を探しているうちに死んでしまいます」

 

「君は泣いた事がないのか?」

 

「雨の降らない大地に咲く花はないっていうの?」

 

「ああ、植物図鑑はないか?こりゃ今すぐ調べなきゃ。

もし本当にそんな花があるなら僕は・・・」

 

「そんなの私には関係ない。

水は低いところへ流れるだけ。

海につく頃には雨だった記憶なんて・・・。

人は強くなると、弱さの美しさを忘れちゃうのね」

 

「僕は、悪い事をした記憶がない。

でも、良い事もしなかった。弱い人間なんだ」

 

「うそつき」