照明でデータ通信
家庭にあるLED照明を使ってインターネットなどの通信を可能にする技術が2009年をめどに実用化されるようです。データは電力線を通りコンセントに送られてくるので、コンセントに刺した照明からデータを発信できるそうです。おそらく人間の目には感じないほどの高速明滅で通信を行うため、普段どおりに照明として使いながら通信できるのでしょう(蛍光灯も高速で明滅していますが実用的には気がつきません)。
NTTドコモ、KDDI、パナソニックなど25社が共同で取り組んでいるといいますから、かなり本気であり実現性は高いと思います。日本発の世界的なスタンダードになれるといいですね。
光も電磁波の一種ですから、既存の無線LANなどの無線通信の派生技術といえなくも無いですが、光は電波法にかからないため、より一般向け製品に転用しやすいようです。
また可視光は電波や赤外線よりも波長が短いため、より高速通信が可能になるのではないでしょうか。一方、波長が短いためあまり回折しませんから、障害物の陰に隠れると送受信できなくなります。これもうまく使えば逆に応用がありそうです。
こういう身近な技術革新というのは生活行動自体を大きく変える可能性があるので楽しみにしたいと思います。
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