観測のパラドックス | 木下英範のブログ

観測のパラドックス


観測

観測をするという行為自体が観測対象に影響を与えるという事を忘れないようにしよう。

たとえば、

カメラが戦場に行って戦争の状況を伝えようとしたとする。

その場合、戦場にカメラがいるという事がその戦争の状況に影響を与えてしまう。

真に戦場のそのままの様子を伝える事にはならないのである。

たとえば、

夜のジャングルで動物の様子を観測する事にしよう

この場合、ジャングルに機材を持ち込み照明を当てなければ観察出来ない。

これはジャングルの真の姿ではないのである。

詳しく調べようとすればするほど観測対象に変化を与える。

しかし、変化を与えないようにすると観測対象について何も知る事は出来ない。