蟻の世界では
三割のものが大変勤勉に働き
五割が普通に働き
二割があまり働かず怠けるそうだ
そこで
怠け者の二割を排除すると
それでもまた二割のあまり働かない蟻が出てくる
何度変えてみても
結局はこの割合に落ち着くそうだ
小さな体に一部の怠惰を許容する大きな心を持っているのだろうか
おそらく
ハンドルに遊びがないと運転がしづらいように
将来起こりえる不測の事態に備えて
有余の幅を持っていることが
生存競争に有利なのだろう
そこで調子に乗って
「私も変革に備えているのさ」
なんて言ってみても
きっと言い訳にしか聞こえないんだろうな