落陽の幸福 | 木下英範のブログ

落陽の幸福


落陽

夏は、セミが死に絶えるのを惜しみ

秋は、紅葉が散るのを惜しみ

冬は、雪が解けるのを惜しみ

春は、桜が散るのを惜しむ

 

時間への不安、滅亡への恐怖

しかし、夕日は朝日より暖かくてやさしいもの

為すべき事を為し

そうして滅亡して行くものは

幸福である