恐怖を克服する方法 - 自分を乗りこなす
恐怖はその対象について知らないということから生まれます。子供は暗闇に入るのを怖がります。そこに何があるか知らないからです。大人になるにつれて暗闇には何も潜んでいないことを知ると、いつの間にか恐怖はなくなります。恐怖を克服するのは対象を知ることです。
もうひとつ大事なことがあります。それは自分を知ることです。本当の恐怖は自分を知らないということから来るのです。ある対象や問題に接したときに、自分がどういう反応を示すのか、どういう判断をし、どういう対応を取れるのか。これがわからないか ら怖いのです。これがわかってくると、どんな物事に対しても落ち着いて対処できるようになります。
深い自分研究が必要です。自分がどういうときに喜ぶのか、どういうときに悲しむのか、自分を奮い立たせるものは何か、自分を消極的にする要素は何か。ときには自分をうまくだまして、その気にさせることも必要です。自分という車の乗りこなし方を学ぶのです。アクセル、ブレーキ、それだけではありません。窓の開け方、ボンネットの開け方、壊れたときの直し方、給油状態、空気圧の見方と調整。
「自信」は自分を信じると書きます。自分を信じられている状態とは、自分を知って、自分を乗りこなせるようになることです。そうして恐怖は克服されていきます。本物の自信家というのは自分を研究し、自分を知り尽くしている人です。