新しい部族の発見 - 文明と幸福
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200805300041.html
リオデジャネイロで現代文明との接触をしていないあたらな部族が発見されたそうです。写真を見ると、飛行機に向かって弓を構えているところがかわいらしくもあります。
この部族に文明を教えることによって彼らが幸せになるのかはわからりません。かといって、わざと外部と隔離したままにしておくのは、彼らを動物園の動物のように扱うことになってしまいます。
難しい問題です。
しかし遅かれ早かれ、外部との接触を取ることにより、外部の文明との格差を知ることになり、現代文明の技術を取り入れざるを得なくなるでしょう。
人間にはもとより欲望が備わっているから、同じ人間が片方ではいい生活をしていることを知った以上、今までの不便な生活を続けることは至難の業です。
発展途上国は先進国に追いつこうと高度成長を遂げる。友達がいい家に住んでいたら自分も住みたくなる。
隣人がいい車を買ったら自分も欲しくなる。格差が人類を発達させてきたことは確かでです。
しかし、幸福というのは「自分の中だけのもの」なので、どんなに高度な文明を手に入れても、幸福かどうかは別問題です。