利益の源泉にフィードバックする
昔は多くの知識を持った人や、計算力がある人=頭のよい人が有利でした。でも今は、Googleで検索すればわからないことはすぐに判明します。 Wikipediaを見れば世の中にあるものをほとんど説明してくれます。コンピュータを使えば難しい計算もすぐに解いてくれます。
昔は頭の良い人しかできなかった専売特許を、今は誰でも外部装置を使ってできるようになってしまいました。一人ひとりが優秀な秘書を雇ったと同じことです。知識の価値が下がり、知識よりもコミュニケーション力や人間力といったものが貴重になる時代だといわれます。自分も今まではコンピュータにできることや、調べて得られる知識は勉強しても意味がないと考えていました。でもそれも今ではちょっと違うかなと思っています。それらの一見無料で利用できる知識は誰かが試行錯誤の末に獲得した貴重な蓄積だと思います。非常にありがたいことです。そこから利益を得ているならば、フィードバックをしなければなりません。これは非常に大切なことです。その積み重ねが文化なのだと思います。自分が失敗したことや成功したことを知識バンク=文化に書き込むこと。情報発信は重要だと思います。
人間力を磨くだけで、過去の人が作ってくれた貴重な知識を消費するだけではダメな気がしてきました。我々はたぶん、これからもずっと後生のために知識を積み重ねていかねばなりません。利益の源泉に利益をフィードバックしループ回路を作るようなイメージ。このようなイメージを大切にしたいです。